驚異のグラハム・ボネット
グラハム・ボネット・バンド(GBB)の新しいライブ盤『ロスト・イン・ハリウッド・アゲイン』(CD+DVD)が出た。2024年8月29日、アメリカ「ウイスキー・ア・ゴーゴー」におけるライブを収録。
全16曲中ドラム・ソロなど3曲を除き、グラハムが歌う13曲の内、レインボーの楽曲が6曲と半数近くを占める。残りはマイケル・シェンカー・グループ2曲、アルカトラス1曲、ソロ時代2曲、そしてGBB2曲。バンドから追い出された?せいなのか、アルカトラスは1曲だけ。リッチー・ブラックモアに見出されて、ハードロック・シンガーとしてのキャリアの起点となったレインボーの曲を中心とした構成となっている。GBBの2曲以外は、大体1980年頃の作品。
グラハムは明日12月23日、78歳の誕生日を迎えるとのこと。ライブ収録時でも76歳で、「後期高齢者」のハードロック・シンガーというのは驚異的(ちなみに今年、引退を発表したデイヴィッド・カヴァーデイルは74歳)。グラハムが不思議なのは、「ヘヴィメタルは嫌いだ」と言ってたはずなのに、結局ハードロックを歌い続けているところ。まあ本人は「嫌い」なのかもしれないが、人から期待されているのはハードロックのグラハムなので、やり続けているのかなと思う。
一方、グラハムの古巣になってしまったアルカトラスも、先日新譜『PRIOR CONVICTIONS』を出していたが、こちらは全11曲中、新曲は2曲のみ。残りはイングヴェイ・マルムスティーン時代、スティーブ・ヴァイ時代の楽曲を、現メンバーの演奏で再録音したもので、セルフカバーによるベスト盤という感じ。いちおうバンド結成時のメンバーがいるにしても、グラハム抜きだと何だかトリビュートバンドの作品みたいでもある。(苦笑)
グラハムにしてもアルカトラスにしても、40年以上も前の楽曲を中心に活動している感じだが、単純にその頃の曲の出来が良いわけだから、全然それで結構だと思う。グラハムは、人間関係としては色々あったかも知れないが、リッチー、マイケル、イングヴェイに感謝しているだろうな。
| 固定リンク | 0



