キューブリック2大作品
名作映画の企画上映「午前十時の映画祭」、今月はスタンリー・キューブリック月間という感じで、「2001年宇宙の旅」「時計じかけのオレンジ」の2本を、都内では7館(ただし、TOHOシネマズ新宿は今月24日まで休館)で上映中。この機会に、自分も両作品を40年以上ぶりに映画館で観ることにした。
「2001年宇宙の旅」
難解で鳴るSF作品。とはいえ、例の黒石板?とか宇宙船長の再生?とか地球大の胎児?とか、その他諸々説明不足の内容なので、訳分からんというのは普通の感覚かと。何でも、小説の方を読むと分かるらしいが、怠惰な僕は読んでないから、どうしようもない。でも、人類の進化の話、人工知能の反乱の話、それが宇宙空間を舞台にしている、というその組み合わせが何かいまひとつしっくりこないような気分も残る。ただ、AI時代に突入した現在、「ハル」コンピューターの話はかなり実感が増している印象。そして、人工知能が意思を持つまでに進化した時こそ、人類も新たな段階(「ツァラトゥストラはかく語りき」が意味するであろうニーチェの「超人」)に移行しなければならないのだ。という風に理解してもいいのかも、などと思った。
「時計じかけのオレンジ」
ストーリーは殆ど忘れてた。記憶に残っていたのは最初のシーンと最後のシーン、そして作家の家での暴行場面(苦笑)。昔は「修正」が入ってました。なので今は修正は無いのだ、ということを確かめに行ったという感じもある(苦笑)。字幕については、更新されているのだろうか。昔観た時の最後のセリフは、これで完全に逆戻り、と記憶していた。今回は、完ぺきに治ったね、である。最後の場面の主人公アレックス(マルコム・マクダウェル)の「凶悪復活」の表情もなかなかのものだが、作家役の俳優さんの「顔芸」も強烈。(笑)
いろいろな意味で、両作品とも傑出した出来映えだと思うが、好きかと言われると「うーん」という感じになりますね。
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