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2025年12月 7日 (日)

バルゴンとギャオスを「一気見」

「角川シネマ有楽町」では現在、企画上映「昭和ガメラ映画祭」をやってる。本日の上映は午前が「大怪獣決闘ガメラ対バルゴン」、午後は「大怪獣空中戦ガメラ対ギャオス」、いずれも4Kデジタル修復版の初上映。一日で二本見るのが効率的だと思い、「一気見」した。

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「ガメラ対バルゴン」(昭和41年)は、「大怪獣ガメラ」(昭和40年)に続くシリーズ第2作。当時の子供だった自分がこの映画を見た時は、怪獣よりもサソリがとにかく怖かった。サソリが日本にいなくて本当に良かったと、心の底から思ったものだ。もうトラウマ気味の記憶がある、この映画を自分が観るのは、ほぼ60年ぶり。これだと、殆ど初めて観るようなものだな。

しかしこれってガメラ、脇役なんじゃない? 最初の戦いで、ガメラはバルゴンの冷凍液を浴びて凍ってしまう。その後は、バルゴンに対する人間の作戦が、人工雨で動きを鈍くするとか、特大ダイヤモンドの光で誘導するとか、虹光線を反射して打撃を与えるとか、何だかんだと続いていく。その間にガメラの「解凍」が進み復活。とりあえず人間の作戦で、バルゴンが琵琶湖の近くまで誘い出されていたので、最後にガメラが湖の中に引きずり込むことができたという感じ。

しかしバルゴンは水を浴びると細胞が溶けて血液が流れ出す、要するに水に弱いというのは、「大怪獣」とは思えない設定。そもそも生き物としてどうなんだ感がある。(苦笑)

人間はもっぱらバルゴンに対処するのに精一杯で、ガメラについては「放置」状態。ガメラはガメラで、バルゴンを倒したら、何処かへと飛び去って行く。悪者を倒して去っていく「西部劇のヒーロー」状態。

最後に主役男性が「僕は一人ぼっちなんだ」と言うと、主役女性が「いいえ、一人じゃないわ」と言う。こういう怪獣映画の終わり方は、余り見たこと無いな。(苦笑)

シリーズ第3作「ガメラ対ギャオス」(昭和42年)は、怪獣映画の傑作という誉れも高い。もちろん子供の頃に見たし、もう大分前になるが2009年にも京橋にあるフィルムセンターの企画上映で観た。この作品で、ガメラは「子供の味方」であることをはっきりと打ち出したのだが、まあそれはさておき、とにかく物語の構成がよくできているし、流れもテンポ良く進む。「対バルゴン」は101分、「対ギャオス」は87分で、前者は、人間ドラマや作戦場面が多めの印象。後者にも同様の場面はあるが、物語の主軸はガメラとギャオスの対決3回戦。二大怪獣の戦いの記録ともいえる内容で、結末は分かっていても、どちらが勝つのか観ていてハラハラドキドキしてしまう。

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バルゴンは赤外線で急速に巨大化したとか、ギャオスの体は紫外線で破壊されるとか、赤外線とか紫外線ってそんなに凄いものなのか、よう知らんけど。(苦笑)

ガメラとギャオスが消えた富士山の火口から、超音波光線が空に向けて放たれる。「ギャオスの断末魔だ」。ガメラがバルゴンを琵琶湖水中に引きずり込んだ後、湖上に虹光線が現れる。「バルゴンの断末魔だ」。たぶん子供の頃、これで「断末魔」という言葉を覚えたんじゃないかと思う。(苦笑)

「平成ガメラ」は、自分は最初の「ギャオス」しか観てない。どうもライバル怪獣のデザインがゴチャゴチャしてくると、観る気が出てこない。怪獣映画というより怪物映画という感じになるのが、自分は苦手なのかも。やっぱりガメラは、「昭和」が良いんじゃないでしょうか。

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