幕末は「意味わかんねー」のだ
薩摩藩中心に幕末の動乱を描くマンガ『だんドーン』(泰三子・作、モーニングKC)、コミックスでは作者からの感想的解説が所々に差し挟まれている。最新刊第7巻では、読者から登場人物の行動の「意味わかんねーよ」との声が上がるであろうことについて、作者が思うところを述べているので、以下にメモする。
わかります。幕末史複雑すぎて、何が起こっているかわからなくなりますよね。
まず、幕末を生きていた当の本人達も、当時の目まぐるしく変わる情勢に「意味わかんねーよ」と言っています。また、現代において幕末史研究の最前線にいらっしゃる先生方も口を揃えて「幕末、意味わかんねーよ」とおっしゃっています。よって、本作を読んで「意味わかんねーよ」になるのは決して私の技量のせいではなく、幕末ものの作品を読んだ正しい感想になります。
「この後なんやかんやあって倒幕する」ってとこだけ押さえていただければ大丈夫ですので、本作を見捨てずに引き続きお読み進めいただきますよう、よろしくお願いいたします。
・・・思うに、幕末は何かヒステリックな時代というか、若い人がたくさん犬死するイヤな時代というか、とにかく勢いの赴くまま動いていくという感じ。革命とはそういうものなのかも知れないが(フランス革命も相当ヒステリック)、当事者たちが「意味わかんねーよ」だったとしたら、後の時代の人は余計に「意味わかんねーよ」になるしかない(苦笑)。とにかく「意味わかんねーよ」で大丈夫、ということなので、ワタクシも引き続き読み進めたいと思います。聞くところでは、西南戦争までは描くらしいので、まだ先は長いですね。
ところでこのマンガ、「幕末コメディ」と銘打ってはいるのだが、内容は相当シリアスで、時に胸苦しくなるような場面も少なくない。やっぱり幕末とは、そういう時代なんだな。
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