円谷映画祭2024
円谷映画祭2024「浪漫のものがたり」を観た。ウルトラマンのリマスター版4作品から成るオムニバス映画。4作品は「科特隊出撃せよ」「悪魔はふたたび」「怪獣殿下前編」「怪獣殿下後編」。登場怪獣はネロンガ、アボラス、バニラ、ゴモラ。
この中で自分が一番好きなのは「悪魔はふたたび」。古代文明が封じ込めた怪獣が復活して都市破壊を行う。良いです。ウルトラシリーズの伝家の宝刀的ストーリーかもしれない。もちろん単純に、怪獣が2匹出てきて戦い、さらにウルトラマンと戦う内容が濃いなあ、と思う。アボラスとバニラのデザインも良い。下の写真は、成田亨画伯の手になる「怪獣カード」のバニラとアボラスだが、バニラはタツノオトシゴがヒントになっているらしい。アボラスの体はもちろんレッドキングだが、頭部のデザインは何から発想したのか見当も付かない。
ウルトラマンは既に60年近く前の作品になるわけだが、傑出した怪獣デザイン・造形に対する評価は今でも高いように思う。ウルトラマン本放送時、昭和41年の小学1年生だった自分は、「ウルトラマン」直撃世代と言ってよいが、「ウルトラQ」と共に、その世界観に深く影響されていると感じる。
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