ベビーメタル・ザ・ムービー
ベビーメタルの沖縄ライブの映像化作品「BABYMETAL LEGEND-43 THE MOVIE」(43はシーサーと読んでる)を観た。やっぱり映画館で観ると、実際のライブに近い臨場感が得られる(いわゆる「応援上映」も設定されている)し、90分間圧倒されっぱなしというか、とにかくロック・ショーとしては完璧という感じ。音・光・色の洪水の中で、それこそ「唯一無二」の世界観というやつが極限まで展開されて、ライブ会場が熱狂の渦に巻き込まれていく有り様は戦慄的とすら言える。そのライブの破壊力は、その辺のヘビメタバンドを遥かに凌駕するものであり、「女性メタルダンス・ユニット」という、そんな生易しい定義に収まるものとは到底思えない。
オープニングは「BABYMETAL DEATH」。他にも「ギミチョコ!!」「ヘドバンギャー!!」など初期の曲も披露されていたが、「イジメ、ダメ、ゼッタイ」はやらなかった。さすがにこれは、もうやらないということか。ちょっと聴きたかった気もするが。(苦笑)
一時、正式メンバーは二人になっていたが、昨年2023年から三人に戻っている。昔は、メタル+アイドルというコンセプトとか、ベビーという名前とか、ダンスの激しさとか、これだとメンバーがとにかく若い人でないとやれない感じがして、そんなに長く続けてやるもんじゃないのかな、と思っていたが、「世界征服」開始から既に10年以上が過ぎて、やっぱり「唯一無二」という言葉を使うしかないというか、「ベビーメタル」というバンド=ジャンルを確立しているという印象だ。
そうなると、ボーカルのクールビューティなスーメタルさんはまだ26歳ということだし、ベビーメタル、まだまだ活躍は続きそうである。
| 固定リンク | 0