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2023年12月25日 (月)

新NISA、「オルカン」投信が人気

日経新聞昨日24日付記事「新NISA好調、月2300億円予約」からメモする。

2024年1月に始まる新NISA(少額投資非課税制度)で、毎月定額で投資信託を購入する積み立て設定の事前予約額が、少なくとも2000億円規模にのぼることが分かった。

SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券、auカブコム証券のネット証券大手5社に20日までの新NISAでの投信積み立て申し込み状況を聞き取りした。5社は現行NISA口座で証券会社の6割強のシェアを持つ。

5社合計の積み立て投資の予約額は月間2300億円。積み立て設定で購入予約している個別銘柄をみると、世界株や米国株に投資する投信に人気が集中している。首位は三菱UFJアセットマネジメントが運用する販売手数料ゼロ(ノーロード)の投信「eMAXIS(イーマクシス)Slim 全世界株式(オール・カントリー)」となった。

・・・記事によると、積み立て投信の月間予約額は1位イーマクシスの全世界株式が725億円、2位も同じイーマクシスの米国株式が605億円で「2強」となっている模様。インデックスファンドは機械的な積み立て運用に向いている金融商品とされるが、その中でも「オール・カントリー」、いわゆる「オルカン」が人気を集めているのは、「ほったらかし投資」を説く経済評論家、山崎元氏の影響も大きいんだろうなあと思う。「週刊ダイヤモンド」新年合併特大号の「新NISA徹底活用術」記事の中でも、山崎氏は「つみたて投資枠も成長投資枠も、『オルカン』1本が正しい運用」であると言い切り、「個人の属性、資金使途、運用期間の長短が違っていても、運用は最も効率的な一つの方法かつ商品、すなわちオルカンでやるといい。無駄なことを考えずに人生を楽しむことに集中しましょう」と提言している。

ところで(つい最近知ったことだが)、山崎氏は食道がんの患者である。自分と一歳違いの人のがん闘病は、かなり気がかりではあるのだが、自分も人生を楽しむことに集中しようかと思う。

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