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2019年8月26日 (月)

「ルパン三世」の記憶

先日、「ルパン三世」誕生秘話という感じのテレビ番組を見た(NHKBSプレミアム「そして、ルパン三世が生まれた」)。内容は、主に関係者へのインタビュー(原作者モンキー・パンチと同期デビューのマンガ家・バロン吉元、テレビアニメの初代監督おおすみ正秋、作画監督の大塚康生など)で構成されていた。

自分がルパン三世を見た時は小学6年生。全く予備知識なし、ギャグマンガかな程度の感じでテレビを見たら、これが全然違うアクション映画のようなマンガだったんだけど、何と言うか・・・峰不二子! もうとにかく少年の下半身はムズムズしたのだ(笑)。こんなマンガ、日曜の夜7時30分にやるなよ~。

番組で当時の新聞のテレビ欄が映し出されていたが、日曜日の夜の番組はアニメ「いなかっぺ大将」「サザエさん」「アタックNo.1」、歌謡バラエティ「シャボン玉ホリデー」という具合で、なるほど「ルパン三世」は異色路線のアニメ番組だったのだと改めて了解する。

もともとは青年マンガ誌に連載されていたルパン三世だが、みんなが知っているのはアニメのルパン三世。実は自分も、ルパン三世のマンガは読んだことがない。画は見たことあるけどね。アニメ化以降、宮崎駿や高畑勲、鈴木清順など様々な才能が作品を手掛けることになり、ルパン、次元大介、石川五エ門、峰不二子、そして銭形警部というキャラの設定は、作家が自由にスト―リーを展開できる最高の入れ物としてワークし続けている。モンキー・パンチは、やはり天才と呼べるマンガ家だろう。

番組でも紹介されていたように、ルパンの第1シリーズは低視聴率で終わったが、4年後夕方の再放送が視聴率20%を超えるなど人気が盛り上がり、以降映画も含めて新作がコンスタントに作られるようになった(夕方の再放送は結構、アニメ作品復活の足場になっている。宇宙戦艦ヤマト、あしたのジョーとか)。でもやっぱりルパンは第1シリーズだよなと、少年の日の下半身ムズムズと共に自分は思い出すのだ。(苦笑)

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