祝・松江城国宝
松江城が国宝に指定されることになった(5月15日、文化審議会が文部科学大臣に答申)。16日付日経新聞社会面の記事からメモ。
出雲・隠岐の領主だった堀尾吉晴が1607年に建設を始め、11年に完成した松江城は、山陰で唯一天守が現存する平山城で、実戦を想定した造りと優美な姿が特徴だ。
天守最上階の5階は四方を展望できる望楼。千鳥が羽を広げたように見える三角屋根の破風があり、「千鳥城」とも呼ばれる。
戦前は国宝だったが、1950年の文化財保護法の施行時には重要文化財とされた。当時、修復工事中だったことなどが影響したとみられる。
全国で天守が現存するのは12城。このうち国宝は姫路城、松本城、犬山城、彦根城で、ほかは重要文化財となっている。
国からの補助金は、国宝と重要文化財と同じだが、地元は観光資源としての価値の高まりを期待する。
・・・自分が現存12天守巡りをしたのは2009年。もう6年も前になるのだな。その時、松江城も訪ねた(過去記事)わけだが、こんな立派な城がなんで国宝でないのかと感じただけに、今回の国宝指定は喜ばしいことだなあと思う。
これで国宝は5城。どうせなら現存天守は12城全部国宝にしちゃったら?と感じつつも、しかし弘前城と丸亀城は実は櫓を「天守」と称しているのが難点かもなぁと思い直したり。それに櫓だったら、何より熊本城宇土櫓が国宝になるといいなあと思ったり。
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