NHK「ニッポンのジレンマ」
元日夜のNHK教育、じゃなかったEテレ「ニッポンのジレンマ」、1970年以降生まれの若手論客12人が討論する番組が好評だったらしくて、今日7日の深夜に再放送される。何でも月内にNHK総合でも再放送される、らしい。
3時間の番組を、自分は元日の夜11時から録画しながら1時間見て就寝、翌日午前中に残り2時間を見た。全体的な印象は割と良くて、民放でやるオジサンたちががなり合う討論番組に比べると、若い世代の人たちは議論の作法を心得ているなあ、という感じだった。
ただし、やっぱり討論参加者12人というのは多くて、この半分で十分だろうなあ。参加メンバーの中では、自分の感じでいえば飯田、城、萱野、宇野の各氏がいれば良くって、起業家や女性論客は不要。それから古市君もビデオ出演じゃなくて、討論に入って欲しかったと思う。あと他に加えたくなるのは、やっぱり東浩紀(思想家、1971年生)とか、鈴木亘(経済学者、1970年生)だろうか。それと今回は年齢基準に引っかかるけど、「格差」をテーマにするなら湯浅誠(活動家、1969年生)が出ないと物足りないというのはある。
討論の最後には宇野氏から「徒労感」という言葉も出たけど、しかし決して空しい感じはしなくて、大体の問題点の認識と解決の方向としては討論者、そして視聴者の間でも共有されたんじゃないか、という感触はありました。今後も議論が継続されると良いと思います。
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