昨日2日、休暇を取って世界遺産石見銀山を訪ねた。名古屋からでも結構遠い感じなので、どう行くか少し迷ったが、とにかく行ってみようという感じで、なるたけ単純なルートを選ぶことにした。広島から高速バスで往復する方法である。
1日の夜、広島に入り一泊。翌日10時、広島駅北口(新幹線口)から高速バス「石見銀山号」に乗車。12時40分「(石見銀山)世界遺産センター」、45分「大森」と通過して、47分「大森代官所跡」で降りる。次は「ぎんざんカート」(観光用カート車、1日12~14便程度運行)を利用。バス停に近接するレンタサイクル店から13時出発便に乗り、13時24分に「龍源寺間歩入口」に到着。間歩(まぶ)は坑道のことで、石見銀山には大小600以上の間歩があるという。龍源寺間歩は常時公開。坑道を通り抜けして内部を見るだけなので、見学の時間はそんなにかからない。
帰りは大森の町まで歩いて戻ることにする。龍源寺間歩と大森の町の間のルートは二つ、舗装道路と遊歩道があり、帰り道は遊歩道を選択。途中、明治時代の「清水谷製錬所跡」も見る。石垣の山が圧巻の遺跡。山城ファン、石垣好きには、間歩よりもインパクトあるぞ。
大森の町に戻り、街並みを見ながら、大森代官所跡バス停まで歩く。
そこから世界遺産センターに向かう。15時13分または18分のバスに乗ればOK。世界遺産センターで、おおよそ40分から50分見学。その後、当地を16時27分に出発する広島行き高速バスに乗車。19時少し過ぎに広島駅に戻る。後は新幹線で、夜10時頃名古屋到着。ということで当日の乗り物に乗ってる時間は、バスが途中休憩を除いても2時間30分×2、新幹線片道2時間20分で、合計7時間以上。やっぱり長かったな。
このスケジュールだと、現地にいる時間は4時間に満たない。広島発高速バスが、朝9時とか9時半には出て欲しいなと思う。滞在時間が限られているので、とにかく最初から昼ご飯抜きのつもりで行動した。ていうか現地は、「食べる」「買う」の店は目立たない、「見る」中心の観光地という印象だったけど。やっぱり世界遺産としては、地味というか渋いというか、そういう場所だった。
かつて黄金の国と呼ばれたジパング、すなわち日本は、実際には銀の国だったわけで、銀山を狙う戦国大名の激しい争奪戦も繰り返し起きた。今も銀山周辺には、山吹城はじめ、いくつかの城跡があるとのこと。しっかり「御城印」も用意されているようで、現在「六つの御城印Get Project」なんて企画もやってるのだな。山城ファンも、石見銀山エリアに要注目と思われる。