西南戦争資料館へ行く
先日、熊本市田原坂西南戦争資料館に行ってみた。西南戦争が始まったのは明治10年(1877)の2月、熊本城攻防戦から、3月は田原坂の戦いと、激戦が続いた。昨秋から、戦争の行われた季節に訪ねてみようと考えていて、実行した次第。
九州は、東京からだと飛行機使うけど、名古屋からだと新幹線に乗ってれば着く、という感じ。朝8時前に名古屋駅を出発。新幹線車中では、雑誌「歴史群像」2018年12月号掲載「作戦分析・田原坂の戦い」を読んで予習。「田原坂の戦い」とは、田原坂含む植木台地に陣取った薩軍に対して、政府軍は田原坂の西にある二俣台地から砲撃。最後は、田原坂の南にある横平山という重要拠点を抑えた政府軍の攻撃により、薩軍が撤退する、という戦いのおおよそのイメージをつかむ。お昼12時過ぎには熊本駅に着き、そこから折り返す格好で、今度は鹿児島本線を北上して田原坂駅(無人駅)で降りる。写真は田原坂駅の説明板。
資料館のホームぺージには、資料館までの徒歩ルート、田原坂駅と隣の木葉(このは)駅からの二つを示した「てくてくマップ」が載っていて、田原坂駅からは2.2kmで30~40分、木葉駅からは3.8kmで50分とあったので、少しでも短い方を選択(ただし実際に田原坂を歩くのは、木葉駅ルートです。何か変だな~)。とにかくマップを頼りに歩くこと40分余りで、資料館に辿り着いた。館内に入ると、くまモンが目に付いて、ついつい写してしまう。
小一時間ほど館内を見学した後、帰りは田原坂を通って木葉駅に至るルートを歩くことにした。坂道をゆっくり下って資料館から30分程で「一の坂」の入り口に到着。
そこから程なく国道に出て歩き始めたが、やはり交通量が多い。大型トラックも結構走っている。歩くのはちょっと恐いなと思っていたら、バス停に出くわした。停留所名は産交バスの「境木」。15分程待てば来るタイミングだったので、バス待ちを選択。平日に休みを取って来ていたので、日中のバスの本数が多少多めだったのが幸いした。乗車時間3分程で、木葉駅前に到着して任務終了。下の写真は木葉駅の説明板。当日は熊本で一泊して、翌日名古屋に戻った。
もし、西南戦争資料館にタクシーを使わないで行こうという人がいるなら、木葉駅からのルートが分かりやすいし、田原坂そのものを通るだけによろしいかと思う。とはいえ国道を歩くのは最小限にしたいものだなと、産交バスの時刻表を調べた結果、「木葉駅前」平日8時30分頃または9時過ぎ、土休日8時30分頃または9時30分頃のバスに乗り、「境木」で降りる。資料館まで往復の徒歩と見学の時間の合計2時間半~3時間と見て、「境木」11時台または12時台のバスに乗って「木葉駅前」まで戻る、という「午前中勝負」が一番無駄のない感じです。
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