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2023年10月20日 (金)

「コネ社会」に生きるイタリア人

日経新聞の広告によると出たのは8年前ながら、最近話題の本らしい『最後はなぜかうまくいくイタリア人』(宮嶋勲・著。日経ビジネス人文庫)から、以下にメモする。

イタリア人の家族の結束は非常に強い。イタリアの家族の強い団結は、当然、異国にずっと支配されてきた歴史と密接な関係がある。被支配民族として、頼れるものは家族だけという考え方である。支配民族に対する抵抗から生まれて発達したシチリアのマフィアが、その組織を「Famiglia(家族)」と呼んでいるのは象徴的だろう。この例からもわかるように、家族という概念はもっと広い形でもとらえられる。同じグループに所属するメンバーがお互いに融通を利かせあって、便宜をはかりあうという発想が強い。

だからイタリア人は、何をするにしてもすぐにコネを探ろうとする。同じグループのメンバー、仲間だと思われると、物事がスムーズにいくと考えるのだ。常に誰かを頼っていき、頼られたほうは便宜をはかることにより、彼らの仲間は拡大していく。恩義の貸し借りの物々交換が物事を進めていくのである。

イタリアの食事は短くても2時間、長い場合はアペリティフを入れると5時間などということも珍しくない。厳密にいえば、イタリアでは食事の時間が長いのではなく、食卓にいる時間が長いのである。イタリアのようなコネ社会では、友人の輪を広げないと仕事も発展しない。そして、そのためにはアペリティフは最高の機会なのである。

イタリアの食卓はコネを広げる出会いの場だ。男女の区別なくくり返される、合コンのようなものであるともいえる。食卓でフィーリングが合う相手とは、ビジネスもきっとうまくいくだろうし、男女の場合なら結婚してもうまくいく可能性が高い。一方どこかしっくりこない相手とは、職業的にも、プライベートでもあまり好ましい発展はないだろう。重要なのは、自分と波長の合う相手を見つけることで、そのためには食卓が理想的な場であるということだ。

・・・「家族主義」の「コネ社会」に生きるイタリア人。何となく「ゴッドファーザー」の「ファミリー」を思い出すわけですが、まあ日本人にも「お家」大事の意識が今でも多少はあるでしょうから、そこは分からないでもないです。

一方で、被支配民族の意識というのは、半島住民のメンタリティ(朝鮮半島も似てる気がする)と言えるかも知れないので、島国根性の日本人とはまた違う感じもあります。まあイタリアという国もフランク王国の大昔から見れば、半島の根元の部分が元祖イタリアなのだろうし、北と南、ヨーロッパと地中海でもメンタリティ結構違うだろうと。

勝手なイメージでしかないけど、イタリア人は男も女もナンパする、される前提で生きてる感じがする。そこは羨ましいです。生まれ変われるならイタリア人が良いなと思う。

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