« 国連、「オワコン化」が明瞭に | トップページ | 「新冷戦」の武器は経済力 »

2022年3月16日 (水)

ロシア軍「Z」マーク、シンボル化

ロシアでは、「Z」マークがプーチン政権支持表明のシンボルになっている。本日付日経新聞国際面記事からメモする。

ウクライナへの侵攻を続けるプーチン政権を支持する層はアルファベットの「Z」を、愛国心を示すシンボルとしている。一方、ウクライナでは侵略の象徴として受け止められており、ナチスドイツの「かぎ十字」になぞらえる見方も各国で広がる。

2月24日の侵攻開始以降、ロシア国内やウクライナの親ロ派勢力が支配する地域では、Z字が「プーチン政権擁護」といった新たな意味を帯びて急速に広がり始めた。

ロシア語を表記するキリル文字にはZはなく、由来は諸説ある。ロシア国防省はZの発音で始まるロシア語の「勝利のために」から来ていると示唆するが、政権転覆を図るウクライナのゼレンスキー大統領の頭文字から来ているという見方もある。ウクライナに展開するロシア軍の戦車の一部に「Z」と白く書かれていたことに由来するとの説も有力だ。

・・・ロシア軍の侵攻直前、作家の佐藤優氏は映像でロシア軍車両の「Z」マークを見て、「ロシアはウクライナに入る肚だと確信した」という。なぜなら、「ロシアとウクライナは同じ車両を使っており、何らかの形で区別する必要がある」からだと述べている(「週刊新潮」3/10号)。おそらくこの識別マークがそのままシンボル化したということなんだろうし、「Z」マークが選ばれた理由もロシア国防省の示唆するところで良いのかもしれない。しかしまあ自分のような年寄りは、昔の「快傑ゾロ」やら「怪獣ゼットン」やら「マジンガーZ」を思い出して、「Z」は簡単に書けるし、強い感じがするのと謎めいた印象があるのも良いのかな、と思ったりもする(苦笑)。

それはそれとして、プーチンがウクライナの政権を「ネオナチ」と呼び、これに対して、ウクライナ側はロシアの押し立てる「Z」マークを「鍵十字」に見立てるという思考の筋道は、むしろ今でもナチスの「絶対悪」としての輝きは不変であることを示しているようだ。

|

« 国連、「オワコン化」が明瞭に | トップページ | 「新冷戦」の武器は経済力 »