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2021年12月12日 (日)

変われないニッポン

日経新聞の連載記事「ニッポンの統治」、10日付のインタビュー記事から以下にメモする。語るのは、2006~08年に経済財政担当大臣を務めた大田弘子氏。新型コロナ禍の政策対応の検証を梃子にして、既得権の壁を打ち破れと訴える。

「日本が過去の教訓から学ぶことができないのは、踏み込むと省庁間や既得権の壁に突き当たるからだ」

「日本の政策は現状維持、もしくは元に戻そうとする力が圧倒的に強い。政策当事者は産業構造や労働環境の変化に合わせ、10年先の質の高い雇用機会を生み出していく責務があるが、この視点がない。政策は供給側の力が圧倒的に強い。規制官庁は既存産業とは密にコンタクトするが、そこに新規参入者や利用者の声は入ってきにくい。それが現状維持につながる」

(岸田政権の掲げる「新しい資本主義」について)「趣旨には賛成だが、具体的な政策はもの足りない。デジタル化やグリーン化など経済環境が大きな転換期にあるなか、規制構造や労働市場の改革に踏み込んだ骨太の政策パッケージが必要だ」

「今度の政権の課題は、長期ビジョンによる仕切り直しだ。自らの任期に関係なく5~10年後に向けた中長期の視座を持ち、そこから逆算して足元の壁を打ち破っていくことが必要になる」

・・・かつて大田大臣が国会演説で、もはや日本経済は一流とはいえないと断じたのは約14年前。その後、アベノミクスで持ち直した日本経済だが、一流の輝きを取り戻したとまでは言えない。ゆえに岸田政権の「新しい資本主義」の真価が問われる・・・のだが、正直あんまり期待もできないなあ。(ため息)

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