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2021年4月26日 (月)

春日局と天然痘

春日局といえば徳川家光の乳母として知られる。彼女が将軍家の乳母になれたそのワケは・・・『新型コロナ、本当のところどれだけ問題なのか』(木村盛世・著、飛鳥新社)からメモ。

春日局は竹千代(のちの徳川家光)の乳母でした。彼女がなぜ乳母として採用されたかというと、顔にあばたがあったからと言われています。あばたとは天然痘にかかって発疹ができ、それが治った証です。天然痘は15世紀に世界で大流行を起こし、日本では痘瘡(もがさ)と呼ばれ、恐れられました。

天然痘は体中に発疹ができます。治った後は、乾いた発疹がみにくいあばたとなって残ります。天然痘に一度かかると生涯天然痘にはかからないことがわかっています。これを終生免疫と呼びます。麻疹なども終生免疫を得るウイルス感染症です。終生免疫があるということは、二度とその感染症にかからない、人にうつすことはない、ということです。当時流行していた極めて致死性の高い感染症から、お世継ぎを守るということは、国家の存亡にかかわる大事でした。

それゆえ、竹千代にその病気をうつすことのない乳母として、春日局が抜擢されたわけです。

・・・ニュースバラエティ番組のコメンテーターとしても活躍中のモリヨ先生は、「このやり方を、新型コロナウイルスの高齢者対応に活かせばよい」という。つまり既にコロナに感染済みの人たちが、高齢者の身近にいて支えるというやり方。先生はこれを「春日局作戦」と名付けているが、とりあえず歴史の本じゃない本で、春日局のエピソードが出てくるのは面白く感じたわけです。

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