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2020年5月24日 (日)

『還暦からの底力』に学ぶ

世界史好きの経営者として知られる出口治明氏。現在、立命館アジア太平洋大学の学長を務めている出口氏が新著『還暦からの底力』(講談社現代新書)を出した。還暦のワタクシとしては読むっきゃない。

出口氏は常々「人・本・旅」が大事だと語っている。なるほど自分も、リタイア後にやることは「人・本・旅」しかないな、と思う。「人・本・旅」は、昨日と違う自分になれる一番手っ取り早い方法だし。ということで、その辺を中心に以下にメモしてみます。

大切なのは「人・本・旅」で、たくさんの人に会う、たくさん本を読む、たくさんいろいろな現場へ出かけていき、たくさんの出会いをつくることです。
「人・本・旅」の生活を続けていれば、趣味も職場以外の友人もたくさん見つけるチャンスがあります。
「人・本・旅」のライフスタイルを定着させることが老後の孤独をなくすことにつながるのです。

還暦であろうがなかろうが、いくつになっても、自分に投資をして自分ができることを増やしていけば、人生の選択肢が増えます。
「人・本・旅」による自己投資が非常に重要で、還暦からのお金の使い方としても適切だと思います。

人間の考えは「人・本・旅」の累積が形作ります。いろいろな人に会って話を聞く。いろいろな本を読む。いろいろな場所へ行って刺激を受ける。そうやってインプットした個々の知識を、「タテヨコ算数」で整理して、全体像をつかんでいくことが大切です。「タテ」とは時間軸、歴史軸のこと。「ヨコ」は空間軸、世界軸。算数はデータでものごとをとらえる、ということです。数字、ファクト、ロジックと言い換えることもできます。

大人になっても一生学び続けなければいけない。知は力であり、その力は「人・本・旅」で勉強しなければ身に付かない。皆さんが一番若いのはいまこの時です。どんな年齢の人でもいまこの時が一番若いのですから、思い立ったらすぐ行動することが大切です。

・・・「人間は次の世代のために生きていると理解したうえで、それぞれが好きなことをして一所懸命生きればそれで十分なのです」と出口氏は言う。この本を読むと、出口氏がプラグマティックな賢人であることがよく分かる。見習いたいものです。

ところで出口氏は教養の基礎となる古典として、ベネディクト・アンダーソンの『想像の共同体』、ウォーラーステインの『近代世界システム』、アダム・スミスの『国富論』『道徳感情論』、ジョン・ロックの『統治二論』、ダーウィンの『種の起源』の6冊を挙げている。もちろん自分は読んで・・・ないです。(苦笑)

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