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2019年5月25日 (土)

「春の哲学カフェ祭り2019」

哲学カフェというものがあることは知っていた。あの、半分タレント教授みたいな小川仁志先生がやってるやつだな、くらいの認識だ。ところが今月中旬の日経新聞記事「キセキの高校」を読んで、じわっと興味がわいた。梶谷真司先生の「哲学対話」を導入した高校の生徒に、ポジティブな変化が起こった、という実話に心を動かされて、まずは「哲学対話」「哲学カフェ」を検索してみれば、意外とあちこちでやってるものなのだなと思いつつ、目に付いたのが「春の哲学カフェ祭り」。10以上のテーマ別哲学カフェを開催するイベントだ。猛暑日一歩手前の暑さとなった本日、開催場所の南山大学に足を運んだ。

自分が参加した哲学カフェの内容は、昨年の小泉信三賞全国高校生小論文コンテストの受賞者、稲垣早佑梨さんが受賞論文(「文学は社会の役に立つか」と問う社会を問う)の内容をプレゼンして、それを基に参加者が対話する、というもの。稲垣さんは地元愛知の聖霊高校の生徒。あどけない感じすらある女子高生で、発表の様子も初々しかったが、2年生の時に書いた受賞論文の内容はとても確りしていて、自分が高校2年生の時にこんな論文は書けないなあと思われた。しかし10代の子が吉本隆明や日野啓三を引用しているのは、かなり意外な感じがした。

参加者は約20名。比較的若い人が多いが年配の人もいる。男女は半々くらいか。前半の1時間程度は稲垣さんの論文内容プレゼンと、それに対する参加者の疑問や感想などを書いた「つぶやきメモ」を集めて整理する時間。後半1時間は対話の時間。今回は自分はとりあえず人の意見を聞いておこうというスタンスで時間を過ごした。

ということで哲学カフェ、参加してみましたという感じ。ひとまずは、知らない人と真面目な話をする場である、と認識した。今後テーマで何か気になるものがあれば、また行ってみようかと思う。

梶谷先生の『考えるとはどういうことか』(幻冬舎新書)も読んでみた。考えるとは、他者に対して語ることである。それが根本的であると了解した。

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