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2019年4月 6日 (土)

新世代の投資マインドに期待

金融リテラシーの向上が叫ばれるニッポンだけど、言うは易く行うは難し。結局は地道なマネー教育を忍耐強く続けていくしかない。日経新聞電子版4/1発信の経済評論家・豊島逸夫氏執筆のコラム記事(「令和世代」が日本人主導の市場形成の息吹)から、以下にメモする。

一般個人の意識を変えるのは10年かかる。筆者(=豊島氏)も現場で痛感している。初心者向けセミナーでは、「どの銘柄を買えばよいか」との短絡的質問が圧倒的に多い。このような個人投資家の多くは中高年層なので、今から投資マインドを変えるのは簡単ではない。

このため筆者はもっぱら、若い世代を中心にマネー教育を説いている。バブル経験がなく、経済的に良いことがなく、これからもっと厳しくなる、と覚悟している世代だ。令和の時代に社会の中核を担う世代ともいえる。
この世代相手のセミナーの雰囲気は、投資セミナー特有のギラギラした雰囲気がない。進学塾のごとく、講師の話を熱心にノートにメモするペンのサラサラという音だけが会場に響く。赤ちゃん連れの若夫婦も見られほほ笑ましい。こうした層からは「この子が成人になる20年後に日本はどうなっているかが気になる。投資もコツコツタイプの長期投資に切り替えた」という声が聞かれる。「自分たちの時代が厳しいことは覚悟のうえだが、この子につらい思いはさせたくない。そのために勉強を続けたい」と言われると、講師としてもやりがいを感じる。

次の株式市場を担うであろう「令和世代」の投資家たちが、日本市場の主導権を外国人投資家から奪還することを期待したい。

・・・バブルの崩壊後、政策当局は「貯蓄から投資へ」の旗を振り続けてきたが、現実は期待ほどには進んでいない。それでも、若い世代に「長期分散投資」の考え方が着実に浸透していけば、日本の株式市場の基盤がより健全で厚みのあるものになっていくことは間違いない。

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