日産社長は明智かブルータスか
今週初めの日産カルロス・ゴーン会長の突然の逮捕、そして解任の衝撃が広がっている。
祝日である本日、テレビで昼のワイドショー番組を眺めていたら、日産の西川(さいかわ)社長は「明智光秀」ではないか、という話になっていた。日産の提携相手であるルノーの地元フランスのメディアでは、「ブルータス」に例えられているそうだから、どっちにしても「裏切り者」という見立てで、西川社長にはあんまり嬉しくない感じだな(苦笑)。フランスでは日産の「クーデター」との批判的報道もあるということだが、革命の国にそんなこと言われてもなあと思ったり。
それにしてもゴーン元会長は、庶民には全く実感のわかない超巨額の報酬を手にしていたうえに、さらに自宅用の高級マンションを会社に買わせたり、自分の姉を会社のコンサルタントにしたりとか、日産は公開企業だというのに、まるで未公開企業のオーナー経営者みたいな好き勝手やり放題、その常軌を逸した感覚には、ただただ呆れるばかり。
最近はコーポレートガバナンスの強化について、あれこれ取り沙汰されているけど、こんな並外れて度を超した最悪レベルの実例が現われると、結局何をどうやってもダメじゃんという感じにもなる。はあ。
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