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2017年2月11日 (土)

大統領令の威力

TPP離脱、メキシコ国境に壁を建設、イスラム圏からの入国制限等々・・・トランプ大統領が次々に打ち出す大統領令の威力はどれほどのものなのか。本日付日経新聞の「親子スクール」(米国の大統領令って何?)から以下にメモする。
 
憲法は大統領の幅広い権限を認めている。大統領が出す命令、大統領令は法律と同じ力を持っている。
米国の議会は二院制で、法律は上院、下院の賛成を得て、大統領の署名によって成立する。でも、例えばオバマ前大統領は民主党だけど、議会は野党議員が過半数の「ねじれ」状態だった。法律が通りにくいから、オバマ前大統領も大統領令を出すことはあった。
トランプ大統領は共和党出身で、いまは議会も共和党が過半数を占めている。法律を通しにくい状況とも言えない中で、大統領令を出すのは、有権者へのアピールと見られている。大統領令を使って、公約を本当にやるという意志を見せているのだ。
そもそも、米国では法律をつくるのは議員の仕事で、大統領じゃない。だから法律をつくるには議会にお願いするしかない。「一般教書演説」は、大統領がこれからやりたい政策を挙げて、そのための法律をつくるよう議会に訴えかけているのだ。
議会は大統領令を覆す法律をつくれる。また、最高裁判所が「この大統領令は憲法違反」と判断すれば、無効となる。トランプ大統領の思い通りになるかは分からない。
 
・・・いちおう司法や立法のチェックも働く仕組みになっているから、大統領令がすべて完全に実現するとは限らないとはいえ、大統領が就任直後から選挙公約をすぐさま「実行」に移すことは、確かに支持者には大いに満足感を与えるだろうなと思う。

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