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2016年7月18日 (月)

アドラー心理学のポイント

今週の「週刊ダイヤモンド」(7/23号)は、自社発行のベストセラー『嫌われる勇気』で広く知られるようになったアドラー心理学を特集。記事から、アドラー心理学の基本的なポイントをメモしてみる。

アドラーは「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」と考える。そしてその悩みから脱却するカギは自分が握っているとする。つまり、自分が変わることで悩みを解消することができるというのだ。

自分を変えるための5つのキーワード
①課題の分離:自分は変えられる。他者は変えられない。
②承認欲求の否定:他者にどう思われようと自分の価値は変わらない
③認知論:人は皆「主観」という眼鏡を通して世界を見ている
④目的論:問題の原因ではなく、目的に焦点を当てる
⑤自己決定性:自分の人生をどう歩むかは自分が決められる

《アドラー心理学が目指すゴール》
共同体感覚(=人と人とが結び付いている状態)
5つのキーワードを通して人生の課題を克服し、他者を仲間と見なし、見返りを期待せず、他者からの評価を気にせず、他者に貢献する。そうすることで、人は幸せになれる。

確かに自分を変えることは簡単ではない。「勇気」が必要だ。その勇気を与えてくれるのが、アドラー心理学なのである。

・・・もし自分が若い時に、人間の悩みとは対人関係の悩みである、と聞いたら、悩むのに値するのは「形而上」的な問題だろうと反発を感じたに違いない。しかし今は自分もそこそこの時間を生きてきたので、なるほどそうかも知れないと受け入れられる感じがする。実のところ、形而上的な諸々の悩みは、とりあえず自分の中でそれなりに「解決」あるいは「納得」することは、まあまあ可能ではないか、と今では思える。ところが対人関係の悩みは解決しないように見える。それこそ「他者は変えられない」のだから、にっちもさっちもいかないところがある。そういう意味で、対人関係の悩みというのは結構深刻なのだと思う。

とにかく人間は社会の中で生きる。そして、社会の中で他者と関わりながら自分の望むように生きていくためには、要するに幸せになるには、どうすればいいのか。という問題認識において、アドラー心理学は実践的な意味を持つんだろうと思う。

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