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2016年2月17日 (水)

老後は「吾唯知足」

本日付日経新聞掲載「電子版セレクション」(バラ色老後は手に入る、ファイナンシャルプランナーの山崎俊輔氏執筆)からメモする。

実際に定年を迎えたあとの心境とマネープランは、「吾唯知足」(われただたるをしる)の精神でいけばいいと思います。

もし、夫婦で公的年金が月20万円以上もらえたとしたら、それは大卒新人並みの収入を仕事せずもらえることを意味します。しかも長生きする限り何十年でも支給されます。これに加えて預金残高が1200万円くらいあれば月5万円の取り崩しを20年できます。

これでバラ色老後でないと感じるのなら、それはお金の不足の問題ではなく、あなたの心の問題です。仮に資産や公的年金の額が少なかった場合でも、「吾唯知足」の心境で、自分の財産の範囲でやりくりするセカンドライフをデザインすればいいのです。

・・・多くを望めばきりがない。老後の基本はつましく生きる。お金よりも健康、あるいは心の平安。それが大事かと。

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2016年2月14日 (日)

資本主義の死

資本主義がわかる本棚』(水野和夫・著、日本経済新聞出版社)の「おわりに」からメモする。

2014年夏には1バレル100ドルを上回っていた原油価格は、16年に入ってついに30ドルを割った。

03年平均1バレル31.0ドルから14年平均93.1ドルに至る、「原油価格100ドル時代」は、先進国の成長神話にとどめを刺した。
原油を安く仕入れ、工業製品を高く売るという先進国の成長モデルは崩壊した。その反対側ではBRICsのなかでロシア、ブラジルといった資源国が、資源を売って先進国から工業
製品を安く仕入れるビジネスモデルを構築した。そのモデルも原油30ドル割れで崩壊した。

先進国や資源国の成長が止まり、中国の過剰生産力を吸収する国はもうない。原油急落の意味は、需要が消滅したあと中国の巨大な生産力が残ることによる、「世界デフレ」の到来である。

世界中の生産力が「過剰・飽満・過多」になれば、ゼロ金利こそが正常なのである。

・・・我らが証券業界出身の水野先生。近年は「資本主義の終焉」を唱えている。先日、この言葉が現実味を持って思い起こされる出来事があった。10年国債のマイナス金利である。もはや経済は成長しない。リスクを取って投資する人もいない・・・これはまさに「資本主義の死」ではないか。
もしかすると、とんでもない変化が静かに進行しているのかもしれない。

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