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2016年1月21日 (木)

障害と闘う勇気に教わる

僕は身体障害者の端くれである。障害者等級は5級。左足に麻痺部分があり、充分に力が入らないので歩行は少し不安定である。原因は脊髄腫瘍(硬膜内髄外腫瘍)。手術はしたが症状は改善しなかった。

そんなこともあって、最近は障害に関わる話に何となく関心が向くのだが、NHK・EテレでハートネットTVという障害者福祉系の番組がある。この番組では去年、ナチスの障害者抹殺政策の話をやっていた。何となく見たのだが、障害者抹殺はユダヤ人虐殺よりもナチスの恐ろしさを示しているようにも感じた。つまり、ユダヤ人排除にはヨーロッパの歴史的背景も無視できないのに対して、障害者抹殺は健康至上主義というナチス独特の思想から来ているということ。

そのハートネットTVで、昨日今日と神足裕司氏が出演していた。神足氏は現在58歳。80年代、マルキン・マルビを流行語にしたコラムニストである。2011年くも膜下出血に襲われて奇跡的に一命を取りとめたが、左半身マヒ、高次脳機能障害など重い後遺症が残った。それでも奥さんの助けを得ながら著述活動に取り組む姿が伝えられた。

このほか最近、たまたまテレビで見たのは、外食企業ダイヤモンドダイニングの松村厚久社長。現在48歳でパーキンソン病、身体の動きが不自由な状態であるが、昨年東証1部上場を果たし、さらなる事業拡大に向けて走り続ける。これは10日の日曜日夜「ミスターサンデー」で紹介されていた。それから17日の日曜日夕方「夢の扉」で見たのは、24歳で重度の身体障害者でありながら会社を経営する佐藤仙務氏。佐藤氏は脊髄性筋委縮症という難病で身体が殆ど動かせない、自称「寝たきり社長」。同じ障害を持つ仲間と会社「仙拓」を作り、IT系の事業を営んでいる。

彼らの示す勇気に教わった。病や障害は関係ない。生きている限り、自分のできることをやる。それが一番大事なのだと。

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