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2015年11月 8日 (日)

『嫌われる勇気』からメモ

おととしの年末に出た『嫌われる勇気』(岸見一郎と古賀史健の共著、ダイヤモンド社)、現在発行部数80万部のベストセラーとのこと。80万部といえば、マンガ『孤独のグルメ』と同部数だな。誰もが知っているというレベルとは思わないけど、結構な人気ではある。まず書名が日本人受けして売れてる感じ。でも「哲人」と「青年」の対話形式というのは、何だかベタだな。読みやすいけどね。以下は「哲人」の言葉からのメモです。

人生の意味とはなにか? 人はなんのために生きるのか? ある人からこの質問を向けられたとき、アドラーの答えは「一般的な人生の意味はない」というものでした。
アドラーは、こう続けています。「人生の意味は、あなたが自分自身に与えるものだ」と。

自らの生について、あなたにできるのは「自分の信じる最善の道を選ぶこと」、それだけです。
他者の視線を気にして、他者の顔色を窺いながら生きること。他者の望みをかなえるように生きること。これは非常に不自由な生き方です。
では、どうしてそんな不自由な生き方を選んでいるのか? 要するに誰からも嫌
われたくないのでしょう。

アドラー心理学では「すべての悩みは、対人関係の悩みである」と考えます。つまりわれわれは、対人関係から解放されることを求め、対人関係からの自由を求めている。しかし、宇宙にただひとりで生きることなど、絶対にできない。

「自由とはなにか?」の結論は見えたも同然でしょう。すなわち、「自由とは、他者から嫌われることである」と。
嫌われる可能性を怖れることなく、前に進んでいく。それが人間にとっての自由なのです。

アドラー心理学は、勇気の心理学です。あなたが不幸なのは、過去や環境のせいではありません。ましてや能力が足りないのでもない。あなたには、ただ〝勇気〟が足りない。いうなれば「幸せになる勇気」が足りていないのです。
幸せになる勇気には、「嫌われる勇気」も含まれます。その勇気を持ちえたとき、あなたの対人関係は一気に軽いものへと変わるでしょう。

・・・思い浮かぶのは「人生、勇気が必要だ~」の水戸黄門主題歌。あれこれ言い訳してないで、他人からどう思われても構わないから、まず自分を変える勇気を持てと。今の世の中、「自己チュー」の人が増えている気がするけど、やっぱり大多数は「空気を読む」人で、この本はその大多数の人を元気づけているのかな。

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