「朝鮮通信使」行列 in 下蒲刈
先月(9月)、朝鮮通信使パレードを出し物の一つにしたイベントが2つ、目に付いた。「駿府天下泰平まつり」(静岡・駿府城公園)、「日韓交流おまつり」(東京・日比谷公園)である。朝鮮通信使メインのイベントというと、対馬でやるのは何となく記憶してたけど、他にどっかそういうのないかなと調べると、広島県呉市の下蒲刈でやることを発見。しかし下蒲刈という場所、初めて知った。広島かぁ、東京からは遠いな・・・でもこういうのがあると分かれば、見に行くのを先送りする理由もないので、本日がんばって見てきました、下蒲刈の第13回朝鮮通信使再現行列。
広島から呉線に乗り換えて小一時間、広駅で降りる。駅前からバスに乗り、瀬戸内海の下蒲刈島に向かう。20分程で島の東側に位置する「三之瀬」に到着。
当地にある朝鮮通信使資料館の名称は「御馳走一番館」。瀬戸内海や東海道を経て江戸に至るまでに、各地の饗応を受けた通信使の人たちから、下蒲刈の料理が一番と評価されたのが、その名の由来とか。ちなみに、景色の一番は鞆の浦だという。自分が訪ねた記憶でも、確かに朝鮮や中国の人が好みそうな東洋的な景色という印象。
当地に9時頃到着して資料館など見学、11時からのパレードを見て、12時にはバスに乗って帰路に着く。何しろ遠いので早めの撤収。写真の背景の建物は蘭島閣美術館。
「豊臣の戦争」から「徳川の平和」に移行した当時の日朝関係の歴史。これを踏まえて自分は、倭城と朝鮮通信使はセットで関心を持ちたいと思う者であります。
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