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2015年3月26日 (木)

中小企業の進化が課題

本日付日経新聞市況欄コラム「大機小機」(中小企業にも経営革新を)からメモ。

中小企業といえば、東京都大田区や東大阪市の町工場が取り上げられることが多い。ものづくりは産業の基盤であり、その重要性は否定できない。しかし、そうした捉え方は必ずしも実態に即していない。

中小企業の大半は非製造業だ。「経済センサス・活動調査」によると、産業別の事業所・企業数比率が最も高いのは小売業の19%である。次いで宿泊・飲食業13%、建設業10%と続き、製造業は9%にとどまる。
日本経済の再生や地方創生にはむしろ、非製造業の底上げが重要といえる。非製造業の中小企業の多くは規模が小さく、売上高も減少傾向にある。
しかし、売り上げを伸ばしている企業もある。そうした企業は最新の情報技術(IT)を利用し、ニッチな市場で独自の製品やサービスを提供している。 

ITを活用して需要を掘り起こしたり、生産性の向上を図ったりすることが、中小企業においても重要な経営課題として浮上している。例えば中小の小売りが大手コンビニのようにビッグデータを活用できれば、売れ筋を把握できる。1店では難しくても、複数の店が協力すれば可能だ。
多くの企業はどう対応すればいいのかわからず、旧来のやり方を維持している。ここを重点的に支援すればいいのではなかろうか。

アベノミクスでは、経済の新陳代謝を促すことにより、2020年までに黒字の中小企業を70万社から140万社に増やすことがうたわれている。目標達成には、経営革新への支援を通じて既存企業を活性化することも必要なのではなかろうか。

・・・中小企業、非製造業の生産性向上は、もう30年も前から日本経済の課題として言われている。なのに、大して進展しているようには見えない。何でなの?謎だ。

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