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2015年3月13日 (金)

内藤九段、引退

まず本日付日経新聞記事を引用する。

「将棋の現役最年長の内藤国雄九段(75)は12日、大阪市の関西将棋会館で行われた竜王戦ランキング戦で敗れ、50年を超える現役生活にピリオドを打った。3月31日付で引退となる。最後の対局となったこの日の敗戦で、公式戦通算千敗を記録。千敗したのは加藤一二三・九段(1136敗)、有吉道夫九段(1002敗)に続き、史上3人目」

「文藝春秋」4月号にも内藤九段のエッセイがあるので以下にメモする。

「思い返してみると、昭和42年に27歳でAクラス、つまり棋士のベスト10になったときから、ひたすらに勝ちを追求する勝負師には向いてないなと思いながら盤に向き合ってきました。NHK杯に向かうために新幹線に乗っていたのですが、東京に〝勝ち〟に行くことが楽しいとは思えなかった。将棋をすることはこんなに楽しいのに勝負になるとなぜ、こんなにつまらなくなるのだろう。将棋は面白いゲームだから、勝敗が無かったらいいのに・・・、そう思っていました」

・・・昔、内藤先生が「おゆき」を歌っていた頃、「将棋と歌とどっちが好きですか」と問われて、「勝ち負けが無ければ将棋の方が好きですね」と答えていたのが印象的だった。先生、だから名人になれないんですよ・・・でもそこが先生の良いところ。才能も華もあるのに頂点には立たない。それも魅力ですね。

エッセイには、「私にとって将棋指しほど楽な商売は他にはありませんでした」とも。そりゃ先生ほど才能があればそうでしょう。(笑)

また、平成12年に一千勝を達成した時に、ファンから「今度は一千敗するまで頑張ってください」という手紙をもらったというけど、最後の対局で一千敗達成というのも、変に義理堅い結果ですね。(苦笑)

しかしとにかく内藤先生、お疲れ様でございました。あと加藤九段が引退すると、昔の将棋ファンとしては、馴染みのある棋士はいなくなるのだなぁ・・・。

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