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2015年2月 2日 (月)

えちぜん鉄道の試み

えちぜん鉄道の日経新聞記事(2/1付電子版)が目に付いた。えちぜん鉄道といえば、アテンダント(女性添乗員)さんだ。もう10年前になるが、転勤で名古屋にいたことがあり、日帰り旅行で福井の東尋坊や恐竜博物館に行った時、えちぜん鉄道に乗った。アテンダントさんを初めて見た時は、何だか妙な感じがしたものだ。何しろローカル線である。やっぱりコストが他人事ながら気になった。が、なかなか個性的な試みだな、とも評価した。自分も制服姿の女性にヨワいフツーの男だからである(何それ)。記事(えちぜん鉄道、「看板娘が添乗」で乗客増える)から以下にメモする。

沿線人口が減り、経営環境が厳しいローカル鉄道は多い。そのなかで乗客数が過去最高を更新したのが、えちぜん鉄道(福井市)だ。事故を起こして運行停止となった京福電気鉄道の福井県内路線を第三セクターとして引き継ぎ、2003年に運行を開始した。逆風にもめげす、住民目線のサービスで快走している。

福井県は自動車の世帯あたり保有台数が全国1位。沿線市町の高齢化も進み、乗客を増やすのは簡単ではなかった。そんな厳しい環境にあり、運行当初から首尾一貫、乗客の声に耳を傾けてきた。そのひとつがアテンダントによるサービスだ。

アテンダントは定員12人。全国にファンも多い。だが当初は導入効果には懐疑的な見方が多かった。「機械化しても大幅な人件費圧縮につながらないのなら、従業員の接客サービスを高めたほうが効果がある」。専務の伊東尋志はアテンダントを導入した経緯を打ち明ける。

沿線には43駅あるが、その半分以上を無人駅が占める。収益の規模が小さく、駅ごとの大型投資は難しい。アテンダントを配置すれば、高齢者など交通弱者の乗り降りを助けられるほか、切符を販売したり、観光客を案内したりできる。今ではアテンダントはえちぜん鉄道の看板娘となっている。

13年度の乗客数は前年度に比べて1.2%増の329万人と過去最高を更新した。社長の豊北景一は「マイカーの多さなど環境は厳しいが、あきらめずに取り組んできたことが実った」と話す。地域の足として沿線住民の声に耳を傾け、333万人の目標に向けて走り続けるという。

・・・アテンダントさんの他にも、福井市内の新駅開業、20駅に無料駐車場を設置して自動車から鉄道に乗り継ぐ「パーク・アンド・ライド」を推進、などの施策も実施。乗客から求められているであろうサービスの実現を常に目指す、えちぜん鉄道の「あきらめない」経営は着実に成果を積み上げている。

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