ベビーメタル、デス!
今夜の「ミュージックステーション」にベビーメタルが出演、「イジメ、ダメ、ゼッタイ」を熱唱した。しかし、超明るいライティングのステージだと、変わったアイドルグループだな、くらいの感じになっちゃうな。(苦笑)
自分がベビーメタルを知ったのはつい最近。ていうかはっきり認識したのは今週初め(苦笑)。以前から名前は何となく聞いていたので、21日日曜日深夜のNHK番組「BABYMETAL現象~世界が熱狂する理由~」を録画して見たのだ。
番組内容は今年11月のロンドン公演の模様が中心だったのだが、5,000人を収容するホールで、いかにもアイドル風の女の子3人組が歌い踊るステージと、アリーナを埋め尽くした当地のメタルファンの迫力ある男どもがマジ興奮している有り様の対比が、何とも不思議な光景に見えた。
「キツネ様のお告げに従い、メタルで世界を一つにする」のが、ミッションらしい。何でキツネなのかな、と思うわけだが、キツネサイン(影絵を作る手の形ね)と、メタルロックの合図的に使われるメロイックサイン(手をゲンコにして人差し指と小指を立てる)が似てるんだよな。ベビーメタルって名前も当然ヘビーメタルのもじりでもあろうから、キツネサインもまあ半分洒落みたいなもんだろうと。
リードボーカルのスーメタルさんの歌は上手いし、何しろみんな10代半ばとメッチャ若いのでダンスの動きも激しいし、ステージングも堂に入ってる。バックバンドも相当なテクニシャンの集まりという感じで、ショーとしての完成度は高い。何しろ日本語の歌に、ロンドンのオーディエンスがノリまくるのである。メタルのライブによくある、モッシュやらダイブやらも当然のように繰り広げられるのだ。
Jポップマニアとして知られるメタル・ギタリストのマーティ・フリードマンも、ベビーメタルはメタルに新しいイメージを持ち込んで言葉の壁を超えた、と評価している。
「メタルとアイドルの融合」というコンセプトは、「嬢メタル」にアニメ系歌謡曲的要素を混ぜ合わせて日本的に突き詰めた形とも言える。かな。とにかく、半ば冗談みたいなコンセプトのグループが、ここまで海外のファンにも受け入れられるというのは、実力に裏打ちされている結果と考えるべきだな。ベビーメタル、これからの展開も気になるぞ。
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