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2014年12月13日 (土)

ティーガー戦車なのだ。

戦車好きなら見るべし、という噂のアメリカ映画「フューリー」を見た。第二次世界大戦末期の1945年4月、降伏寸前のドイツ国内で戦うアメリカ戦車兵5人の物語なのだが、特筆するべきは、当時の戦車そのものが登場するということ。アメリカ軍のM4シャーマン戦車はもちろん、ドイツ軍の戦車も本物のティーガーⅠ型なのだ。これは世界で1台しかない走行可能な車両だという。

ところで、ティーガーって、昔はタイガー(英語)、ティーゲル(独語)と表記してた。同様に今パンターって呼んでる戦車はパンサー(英語)、パンテル(独語)だった。「ティーガー」は今時のドイツ語発音らしいんだが、自分のような昔の戦車少年には何となく違和感もある・・・のはさておき。

映画の主役はブラッド・ピット演じる、「ウォーダディー」(戦争オヤジ)とあだ名される軍曹、そして彼のチームが乗り込む、「フューリー」(激怒)と名付けられたM4A3E8戦車。映画が始まり、ティーガー戦車の登場を心待ちにすることおよそ一時間半、ようやく姿を現したティーガーはシャーマン戦車隊4台と対決。その88ミリ砲の圧倒的な威力で、シャーマン3台を次々に撃破するが、最後はブラッド・ピットの戦車に後方に回り込まれて、仕留められてしまうのだった。

この戦車戦の場面(5分程度か)だけを目当てにすると、全編135分の映画は長いなと感じる。この辺は要らないなと思える場面もあるし、ちょっとワザとらしい話の展開もある。何しろ最後、軍曹が絶望的な闘いを挑む気持ちがよく分からない。動けない戦車はまさに「鉄の棺桶」になるほかないし。300人と戦えば当然5人全滅すると思ったら、一人だけ生き残る。それも若いドイツ兵が気まぐれにも?見逃してくれたから・・・全体的にリアリティがあるようなそうでもないような、グダグダした気分が残る作品だった。

Photo_2
さて、上の画像は、高荷義之画伯のティーガー戦車。先日行った「高荷義之」展開催中の弥生美術館で購入したポスターの画像です。この美術館を訪れたのは「大伴昌司」展以来2年ぶり。どっちも、まさに「昭和の少年」のための展覧会でありました。

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