« 「シラケ世代」の思想的原点 | トップページ | 学徒出陣、そして東京五輪 »

2014年10月17日 (金)

「本物の投資家」とは

ファンドマネージャーの経歴を持つ小説家「波多野聖」こと藤原敬之氏が考える「本物の投資家」とは。日経新聞電子版(10/16付)記事「わたしの投資論」からメモ。

僕がいま力を入れているのは、日本人、特に普通のサラリーマンを「本物の投資家」に育てるために情報を発信することです。本物の投資家とは、定年を迎えた時点で、退職金よりも多くの金融資産を投資で築ける人です。それだけあれば、十分ゆったりと後半生を生きられますから。

そのために絶対必要なのは、将来を具体的に考え、そこから逆算していくことです。たとえば20年後、自分がどんな生活をしているかをきちんとイメージして、そのためにはいくら資産が必要なのか、そのうち給料や貯蓄はいくらで、どれだけ足りないのか、それを補うためにはどんな投資が必要なのか、という発想です。

日本人は投資が下手だとよくいわれますが、それはその部分が苦手だからです。一神教の世界観を持つ欧米人は、「神の世界」と「自分たちの世界」という、明確に分かれた2つの世界を子どものころから教え込まれています。ですから、現在から切り離された理想の将来を自然に想定することができます。

一方、日本人は「いま」に価値を置くので、どうしても手触りのあるお金に弱いんです。長期の資産形成に向かない毎月分配型の投資信託が人気なのはその証拠でしょう。日本人は、自分は投資が下手なんだと自覚して、それでもうまくやるにはどうしたらいいかを考えないといけません。それには我慢も時間も努力も必要です。

・・・「本物の投資家」になるためには、見える「いま」に捉われることなく、見えない将来を具体的に考えること。よく、投資を得意とするのは狩猟民族であり、農耕民族の日本人は下手だとか言われたりするけど、自分には藤原氏の語る、神の世界を想う想わないが投資の向き不向きに影響している、という考え方の方がリアルに感じられる。

|

« 「シラケ世代」の思想的原点 | トップページ | 学徒出陣、そして東京五輪 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/174032/57698948

この記事へのトラックバック一覧です: 「本物の投資家」とは:

« 「シラケ世代」の思想的原点 | トップページ | 学徒出陣、そして東京五輪 »