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2014年8月 4日 (月)

『成田亨作品集』

夏休みは怪獣の記憶を呼び起こす。というわけで買いました、『成田亨作品集』(羽鳥書店)、定価税込5400円也。カバー表紙はピグモンです。「成田亨 美術/特撮/怪獣」展(富山県立近代美術館)の公式カタログとのこと。展覧会は来年、福岡市美術館、青森県立美術館を巡回予定。同書の中にある成田亨の文章からメモしてみる。

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私は人間は進歩するものだと思っていません。人間は進歩はしないで、変容してゆくのだと思っています。
変容してゆく人間の本質って何だろうか? 私には判りませんが、人間の本質とか人間と自然が
滅ぼした動物のことなどを考えながら、私は怪獣デザインをします。 

ウルトラ怪獣のデザインをするに当たって、3つの規範を定めました。 

1 怪獣は怪獣であって妖怪(お化け)ではない。だから首が2つとか、手足が何本にもなるお化けは作らない。
2 地球上のある動物が、ただ巨大化したという発想はやめる。
3 身体がこわれたようなデザインをしない。脳がはみ出たり、内臓むき出しだったり、ダラダラ血を流すことをしない。
 

どんな困難に遭っても健全な子供番組を作るためには、この3原則だけは守ろうと思いました。

・・・上記の「原則」を自分も子供の頃、『怪獣の描き方教室』(ノーベル書房、1967)の中で読んだ覚えがある。ほかにもレッドキングやゴモラのデザインの考え方が分かりやすく述べられていたのが、とても印象的だった。

繰り返し思う。怪獣はアートだ。このアートに深く心を動かされた僕たちニッポンの子供は幸せだった!ってね。

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