「島耕作」作者の仕事術
「島耕作」シリーズの作者として知られる弘兼憲史。日々「目の前のことを一生懸命やる」ことに集中してきたという、人気漫画家のハードワークをこなす時間管理術とはどのようなものか。本日付日経新聞のインタビュー記事からメモ。
締め切りを落とすのは契約違反、社会人として失格。だから僕はひたすら「締め切りを守るために必死で頑張る」ことを繰り返してきました。
僕は「小さな締め切り」(ページ単位の小刻みの目標時間)を自分で決めるんです。自分で設けた締め切りを守るという(目の前の)目標に集中することで、ゲーム感覚が生まれ、やる気を高めることができる。
「つべこべ言わずやってみる」ことも大切です。
まとまった量の仕事を引き受けた時、まず「手を着ける」ことが大切だと思っています。とにかく始める。手を動かすうちに「残りのページはこうしよう」とアイデアが湧いてくることがあるんです。
世の中「やってみないと分からない」ことばかりです。
あれこれ考える前にまず一歩踏み出す。失敗もするでしょうが、結果として大きな成功に近づくことができる。うまくいかなかったらすぐにやめればいい。あるいは修正すればいいと思います。
実社会でも仕事ができる人には優先順位を判断する「段取り力」があります。次に起こり得ることを常に想定し、計画的に物事を進める。段取り力がうまい人は、気配りも上手。だから自然と周囲に信頼され、結果として出世していくものです。
・・・世の中、やってみないと分からないことだらけ。全く同感。最初にできるできないを考える、あるいはやる気が出るのを待つ、そんなことより、とにかく始める、手を着ける、手を動かす。身体的な動作を先行させれば、気分も次第に追いついてくる。はず。
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