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2013年7月 5日 (金)

石井久、健在なり

石井久(立花証券元社長)といえば、兜町では伝説的と言ってもいい人物。その独自の相場観で知られる石井氏が、本日付の日経新聞電子版に登場している。御年90歳ながら健在の様子で、今の株価の上昇基調は3年くらいはもつ、との見立てである。そのインタビュー記事から氏の発言を以下にメモする。

安倍政権の経済政策アベノミクスが株価の支援材料であることは間違いない。私は目先の株式相場については強気です。 

長い目でみれば、今の相場は一時的に上昇する「あや戻し」にすぎないとみています。本当の戻りではない。だから、投資家は最後は売り逃げることを前提に、買った方がいい。大切なのは、長期と短期の視点を区別したうえで投資することです。 

少子・高齢化時代に入り、日本は人口が減っていきます。このままなら日本の人口は30年後に1億人を割り込むでしょう。人口が減る国では経済の縮小均衡が起こり、衰退します。日本経済は健康ではあるが、年齢でいえば70歳くらいになった。

日本経済は底力は持っている。しかし、70歳で元気はつらつでも、30歳に若返ることはできません。

今は豪州国債を買っています。豪州は資源国だから、将来的に日本円や米ドルなどに比べて、価値が上昇する可能性が高い。インドなど人口が今後増える国にも注目しています。

・・・アベノミクス相場も、長い目で見れば「あや戻し」で終わる可能性が大きいと見られても仕方が無い。何しろ素直に考えれば、人口減少は長期衰退の道。日経平均株価について言えば、1989年末およそ39,000円を付けて下降相場に入り、反転上昇場面を見せても96年高値22,000円台、2000年高値20,000円台、07年高値18,000円台と天井は低くなってきている印象。現状も大勢下げ相場が続く中で反騰局面のチャンスを捉える、という姿勢を基本にしておくところのようだ。

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