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2013年2月 4日 (月)

「唐揚協会」の面白パワー

自分にとって「おふくろの味」と言えば、鳥の「唐揚げ」である。運動会や遠足など学校行事には、とりあえず唐揚げ弁当を持っていけば充分に満足できた。

そんな自分も、「一般社団法人日本唐揚協会」なる団体名が目に付いた時は、いささか面食らった。何でも数年前から活動していて、最近はテレビでも紹介されたりするらしいのだが、正直自分は先日、『日本唐揚協会のつくりかた』(メタモル出版)という本が出ているのを見つけるまで知らなかった。この本を書いたのは、その唐揚協会の会長を務める安久鉄兵氏。まだ30代、IT企業の若き経営者である。

始まりは、安久氏が同業の経営者と雑談する中で、お互いに無類の唐揚げ好きであると判明したこと。意気投合した二人は、唐揚げ好きの団体設立を即座に決心。「唐揚協会」の育成・展開に当たって安久氏は、自らが考え出した「ホームページにある仕掛けをすることで、雑誌、ラジオ、新聞の取材、最後はテレビ出演とわらしべ長者的に有名になる法則」を実践する。まずネット上で協会の存在をアピール、さらに唐揚げを巡る議論を起こしながら、短期間に会員1000人を達成。そこからリアル営業を本格的に開始して、大手企業を次々とスポンサーにすることに成功。ローソンの「からあげクン」ご当地味をはじめ、数々の企業とのコラボで実績を挙げると共に会員数も急増。いまや唐揚協会の下に集う「カラアゲニスト」は1万5000人を超える。これからも世界平和の実現に向けて、唐揚げの素晴らしさを発信していく、らしい。(拍手)

安久会長によれば、「好き」のパワーと「自分を信じる」ことが大事。会長自身も、とにかく自分を肯定する力が強いと自負する。では、自己肯定力を高めるためには何をすればいいか、何が必要か。まず、自分の得意な部分を伸ばす(安久会長は「面白いことを考える」のが得意とのこと)。その結果や実績、実感を基に自己を肯定できる。そして愛。誰か一人でもいいから、自分を無条件に愛してくれる人がいれば(通常は両親の愛があれば)、自己肯定力を強められる、とのこと。

このほかにも、人間関係は星座を知ることで8割方は対応できるとか、最高のパートナーは志や感性が近くて自分にできないことができる人だとか、特に会社やビジネスの局面に限らず、社会の中で人と関わりながら生きていくための実用的な洞察が、軽やかな語り口の中に示されていると感じた。

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