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2012年12月25日 (火)

池上彰の「問い質す」力

テレビ東京の選挙特番における池上彰の活躍は、多くの視聴者から賞賛を集めた。本日ネット配信された「ニューズウィーク日本版」記事では、池上さんが自らのジャーナリストとしての姿勢を語っているのでメモ。

党首や候補者への私のインタビューは、ジャーナリストとして当然のことをしたまでで、これに関する評価は面映いものがあります。というのも、たとえばアメリカのテレビの政治番組なら、政治家に対しての容赦ない切り込み、突っ込みは当然のことだからです。 

日本なら「失礼な質問」に当たるようなことでも、平然として質問をしますし、質問を受けた側も、怒ることなく(怒ったら負けですから)、見事に答えます。そんな当然のことをやってみたに過ぎないのです。 

こうしたインタビューが評価されるということは、逆に言えば、これまでの政治番組や選挙特番が、政治家に対して、厳しい質問をしてこなかっただけなのではないでしょうか。 

いまの日本の政治家に関しては、その質が低いのではないかと批判されます。それはその通りなのですが、政治家と真剣勝負をしてこなかった日本の政治ジャーナリズムにも責任があるのだと思います。

まずは、政治報道に関わるジャーナリズムが、「いい質問」を鍛え上げること。日本の政治を立て直すためには、ここから始めてはいかがでしょうか。政治家を育てるような質問を考えるのです。

・・・選挙特番における池上さんの政治家に対する質問は、文字通り「問い質す」というもので、番組の中で怒りを見せたシンタローは「負け」だったな。

こういう質問で思い出すのは、4年前に福田首相が辞任会見で中国新聞記者の問いかけに苛立ちを見せた場面。あのリアクションで、福田氏は結局は総理の器でなかったことが明らかになった、それくらいの意義がある質問だったと思う。

とにかく記者は国民に代わって政治家を問い質して欲しいし、そういう質問に感情的に反応すれば、それは政治家の負けというのは間違いない。

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