« 自民党圧勝ですか | トップページ | 5七銀とか5二銀とか »

2012年12月18日 (火)

経済運営に魔法はない

本日付の日経新聞1面掲載「新政権 3分の2の重み」(経済再生 魔法はない)及び投資・財務面掲載「一目均衡」(トレンド転換期の経済運営)の二つのコラム記事から、新政権の行うべき経済運営についてメモする。なお前者の執筆者は実哲也・編集委員、後者は末村篤・特別編集委員。

自民党圧勝の選挙結果を受けて、株式市場は「親ビジネス」への政策転換の見極めに向かうと思われる。(末村)

市場が勢いづく裏側には、3年続いた民主党政権下では成長が軽視されてきたとの認識もある。世界各国が経済活性化やビジネス環境の改善にしのぎを削っているのに、そうした時代の流れへの感度が鈍く、対応が遅れた印象は否めない。
安倍晋三自民党総裁が選挙戦で最も力を込めたのは、日銀による金融緩和の強化だ。(実)

しかし、日銀の金融政策の評価や金融緩和の効果と副作用を巡る議論は、「神学論争」の様相を呈し、財政刺激策には先祖返りの批判も根強い。(末村)

問われるのは、新政権が民の活力を引き出し、成長力を持続的に高めるための政策を前に動かせるかどうかだ。
反対が強そうな改革は避け、金融政策や財政政策頼みで日本経済を立て直そうとするなら、古い自民党への逆戻りだ。(実)

日本独り負けの「円高・デフレ」トレンドは転換点を迎えつつあるのではないか。制御不能に陥る危険を伴う極端な政策をとらずとも、出遅れといわれる日本株が見直される可能性は高い。過度な円安は輸入インフレを招く恐れがあり、財政出動はもろ刃の剣だ。
災害復興や原発事故収束を優先し、持続可能な社会に向けた制度改革、イノベーションを促す環境整備、仕事を分かち合うワークシェアリングなど、時代対応の地道な政策が大切だ。(末村)

経済再生に魔法があるわけではない。行き過ぎた円高を抑えるとともに、成長強化策も思い切って実行に移す。あわせて財政再建へ着実にコマを進める。そうした総合戦略を迅速に進めない限り、日本経済の復活は難しい。(実)

・・・金融緩和と財政出動を積極的にやるのも今さらというか、限界が見えてるというか。成長と福祉の持続を可能とする制度改革に地道に取り組むしかない。

|

« 自民党圧勝ですか | トップページ | 5七銀とか5二銀とか »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/174032/48375109

この記事へのトラックバック一覧です: 経済運営に魔法はない:

« 自民党圧勝ですか | トップページ | 5七銀とか5二銀とか »