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2012年12月29日 (土)

森喜朗の語る「大連立」

日経新聞「私の履歴書」、今月の執筆者は森喜朗・元首相。本日付紙面に掲載されたのは、2007年福田内閣時に持ち上がった大連立の話。以下にメモする。

(参院選で大敗した安倍さんに)代わって首相になった福田さんは参院がねじれて非常に苦労した。そこへ大連立問題が急浮上したのである。読売新聞の渡辺恒雄さんから私に電話があった。
「(小沢)一郎が何度もおれに『大連立をやりたい』と言ってくる。あんたが一郎と話をしてくれないか」
 

私は福田さんの了解をとって渡辺さんが指定したパレスホテルに出向いた。そこへ小沢さんもやってきた。小沢さんは張り切っていた。
「おれは参院選で大勝して党内から選挙の神様みたいに尊敬されている。今なら党内は全部おれの言うことを聞く。みんな、おれのマジックにかかっているんだよ」
「民主党にはろくな人材がいない。みんなバカばっかりだ。このまま政権をとっても危うい。一度、大連立を経験した方がいいと思うんだ」

小沢さんは大変な鼻息だった。私は「大連立で何をやるの」と聞いた。「まず消費税を片付けよう」と小沢さんは言った。私も賛成した。
増税
だけではまずいと思い、私は「憲法改正もやろう」と提案した。小沢さんも「いいよ、やろう」と応じた。これで政策の大筋が固まった。

2回目の会談では閣僚ポストを詰めた。「あなたは入閣するの」と聞くと小沢さんは「国会答弁が面倒だが、入閣せざるを得ないだろうな。副総理かなあ」と答えた。 

私はこれでできたかなと思ったが、小沢さんが民主党に持ち帰ると見事に党内の猛反対に遭って、この話はご破算になった。小沢さんから詫びの言葉もなかった。その後の民主党は手のひらを返したように強硬路線を突っ走った。

・・・大連立というのは相当詰めていた話だったとは、ちょっと驚き。実現していたら、政界再編の動きなど、後の展開は随分違ったものになっていただろうに。

しかし、小沢ってもともと消費増税賛成の人だよなあ。細川内閣の国民福祉税構想の昔から・・・のはずなのに、今年の動きは何だったんだろう。全く意味不明の人だ。

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