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2012年12月15日 (土)

2013年の株と為替(若林栄四)

また若林栄四氏の本が出てるよ。で、ついつい買っちゃうよ。『不連続の日本経済』(日本実業出版社)から、来年2013年の相場予測の部分をメモ。

(ドル円相場)
2011年10月の75円53銭と2012年2月の76円03銭のダブルボトムでこの円高相場は終わっている。ほぼ完ぺきに黄金分割の日柄を踏んだ相場であるからだ。したがって75~76円というのはこれから二度と破られない円高水準であると考えている。

とはいえ、まだ相場は80円前後に低迷している。すでに大きな日柄は到来し、ドル底打ちは済んでいるが、もうひとつ大きな、いってみればゲーム・チェンジャーが必要なようにみえる。そのゲーム・チェンジャーはおそらく米国でインフレ懸念が出てくることではないかと考えている。つまり米国金利の上昇である。では米国金利はいつから、緩和態勢からインフレ懸念態勢に変わるのか。大局でそれをとらえようとすると、2013年後半ではないか。

2013年後半からドルがバーティカル(垂直)に上昇する局面に入る。バーティカルな相場の発射台は85円あたりだろうと考えられる。となると2013年前半は80~85円の推移に終始することになるだろう。さて2013年後半に発射されたロケットはいつどこまで上昇するか。長期的な見通しでは2025年190円とみているが、短期的には2015年第1四半期までの上昇ではないかと考えている。121円あたりが目標値となりそうである。

(ユーロ円相場)
まだユーロの下げ相場は終わっていない。この相場が底をつけるのは2013年第2もしくは第3四半期、相場は90円近いレベルまで下落する恐れがある。底打ちを見た相場は、140円を目指すもののように見える。

(日本株)
1万600円のレベルはきつい上値抵抗であるが、2013年11月に向けて、そのレベルをクリアして1万2000円台トライするものと考えている。その後、2014年は、いったん調整局面に入るだろう。

(米国株)
2013年第2~第3四半期が重要な日柄である。その日柄まではおそらく米国経済に対してまだ悲観的な見方が主流であろうが、2013年7月以降は一気に米国民のネガティブ・センチメントが払拭され、明るい将来をプロジェクト(投影)できるような流れになるものと考えている。2013年5月まで相場が弱含む場合、ターゲットは1万ドルから1万1000ドル前後。いずれにせよ、2013年後半は相場が大きく上昇するだろう。

・・・どうやら来年の投資環境は特に後半、かなり期待できるみたいです。思えばリーマン・ショック2年後の2010年末、証券会社の投資レポートは新年の株相場1万2000円を唱えていた。しかしそれも震災と原発事故で吹っ飛んだ。株価1万2000円のシナリオは2年後ずれして、ようやく現実味を帯びてきたという感じ。

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