自民党圧勝ですか
今回の総選挙の結果を見ると、小選挙区制って極端だなぁというか、消極的選択でも「圧勝」になってしまうというのが良く分かった。
2005年の「郵政解散」の時は、小泉さん、あんたがやりたいっていうならやりなよ、って感じで自民党圧勝。
ところが2009年の「政権交代」の時は、自民党がダメだから、民主党に一回やらせてみようという感じで圧勝。
今回も、民主党がダメだから自民党に戻そうということで圧勝。
こうなると、今後も政権与党がダメだからこっち、みたいなネガティブな選択で政権交代が起きるのかという感じがして、それも何だかなぁである。
今回の自民党の新議席は294、選挙前119にプラス175。民主党は新議席57、同230からマイナス173。二大政党については、一方が減らした分だけ他方が増加した格好で、まさにオセロゲーム。
いわゆる第三極。維新の新議席54、選挙前11にプラス43。みんなの新議席18、同8にプラス10。一方、未来は新議席9、同62からマイナス53。こちらも「勝ち組」の増加分が、「負け組」の減少分と見合いになっている、いわばゼロサムゲームだ。
で、未来は大部分が民主離党組の「小沢系」。未来他で選挙を戦った民主離党組は、小選挙区「1勝70敗」の成績。小沢一郎だけが当選して「今やひとり」状態に。
前回は小泉チルドレンが消えて、今回は小沢ガールズが消えた。今回自民党の当選者は元職の人が多いらしいから、政治家としてはまだマシかも知れないが。
まあとにかく今回は民主党から離党した「小沢系」が壊滅して、その空席を維新とみんなが占めたという格好になった。再起を目指す民主党も含めて3党が今後、自公政権とどう渡り合うのかが見どころかと。でもオザワという攪乱要因がやっと影響力を失ったと思ったら、今度はシンタローという攪乱要因が出てきたな。(苦笑)
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