上原ひろみと「プログレ」
普段ジャズは聴かない自分が、上原ひろみの「MOVE」を買った。きっかけは、「別冊カドカワ treasure 総力特集プログレッシヴ・ロック 日本人に愛される理由」の中にある彼女のインタビュー記事。以下にメモ。
とにかくいちばん好きなのはフランク・ザッパですね。ザッパはもう、好きというのを超えたところにある。まさに自分の「どストライク」の音楽。たまらないですね。ザッパの音楽にはいろんな要素が入っているんですね。ほかに好きなのはジェフ・ベック。はっきりとプログレに分類されているものなら、キング・クリムゾンが好きですね。
自分がもともと好きな要素で音楽を作っているだけなのですが、気が付いたら、確かにプログレが好きな方に好かれることが多いな、って感じています。
私自身、いわゆるプログレッシブ・ロックというものが聴きたいと思ってクリムゾンのファンになったわけではないんですが、まぁ、いわゆる仕分け的にプログレといわれるジャンルの中に入っている人で好きなミュージシャンがすごく多いのは事実。だからプログレファンの方に応援してもらえるのはうれしいなぁと思います。
・・・というようなことなんですが、とりあえず「MOVE」については、4曲目以降が良い感じで、7曲目が一番好きだな。何しろドラムがサイモン・フィリップスであるのもポイント高い。サイモンというドラマーの存在は個人的には一昨年、元レベッカのノッコのカバーアルバム「キッス」参加で「あの人かあ~」みたいな感じで思い出した。というのは30年以上も前、ジューダス・プリーストのアルバム「背信の門」でドラムを叩いていた記憶があったので。しかしこの時サイモンって、ハタチそこそこだったのね。その後、TOTOに加入していたのは知らなかった。俺、アメリカンロック聴かないから。アメリカのバンドで良いと思うのはブルー・オイスター・カルトとメガデスだけ。
でも、特集雑誌が出るくらい、プログレって復活してるわけ? 確かに去年今年とUKが来日して自分も見に行っちゃったけど、その辺どうなんだろうか。
去年の始め頃、たまたまプログレのコンピレーション盤を何枚か聴いていたことがあった。プログレっていうとマニアックというか、マイナーなバンドまで隈なく聴いてプログレ道を極める、ようなイメージもあるけど、やっぱり商業的な成功を収めた超メジャーなバンドであるキング・クリムゾン、ピンク・フロイド、イエス、EL&Pが音楽性や技術も突出している感じで、結局それ聴いてりゃいいじゃん、と俺は思いました。
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