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2012年6月10日 (日)

ギリシャの「民主主義」

6月6日付日経新聞市況欄コラム「大機小機」(ギリシャ問題と市場の動揺)からメモ。

先の見えない欧州単一通貨ユーロに、市場の動揺がますます広がっている。スペインの金融危機に加えて、ギリシャのユーロ離脱が視野に入り、市場は戦々恐々である。

ギリシャの経済規模は、欧州連合(EU)全体の2%にも満たない。この南欧の小国が、欧州のみならず、グローバル化した巨大金融市場を揺るがしている。今後、ギリシャがユーロを離脱する事態になれば、ギリシャのみならず、その周辺諸国が大混乱となることは間違いない。

ギリシャ国民の大半は、いまだユーロ圏への残留を強く望んでいる。それにもかかわらず、財政緊縮策の実施には強い拒否反応を示し、ギリシャに救済の手を差し伸べようとする欧州首脳や国際通貨基金(IMF)幹部の発言には、「内政干渉だ」と不快感をあらわにする。そしてそのたびに、グローバルな巨大市場が大きく動揺する。これが「民主主義」が意味するところなのだろうか。

・・・ギリシャといえば、民主主義発祥の地。しかし古代ギリシャの哲学者が今のギリシャを見たら、これは理性的ではない、自己制御能力の欠けた、いわば「奴隷の民主主義」だと言うんじゃないだろか。そして、そういう類の「民主主義」の弊害はギリシャに限らず、今では何処の国でも多かれ少なかれある、と言っていいんだろうな。

とにかくギリシャ再選挙まであと一週間。どういう結果になっても、選挙後の市場はそれなりに落ち着いてほしいもんだと、切に願う。

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