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2011年10月11日 (火)

日本はロシアと組むべし

「中央公論」11月号、前原誠司と石破茂の対談からメモ。

石破:北朝鮮は生き残りのためなら何でもする国だと思ったほうがいい。北朝鮮に暴発されたらたまらないという中国の懸念を、いかにして取り除くかを考えなければならない。その際、日米韓の連携だけではだめであって、もうひとつロシアという国をかませていくことでこの問題は前進する。
前原さんは外相時代に対ロ外交の主軸として、シベリア鉄道の近代化や省エネなどの分野での協力に力を入れていた。この方向性は時宜を得たもので、間違っていない。北朝鮮問題を解決する観点から言っても、発展するべきなのです。・・・・・・と、そう見ていました。読みすぎですか?

前原:いえいえ。まさにその通りです。
いわゆる対ソ強硬論者は、「領土問題が前進しなければソ連には支援も協力もするな」という主張だった。物資が乏しく経済的にも困窮していて、日本の支援を必要としていた時代ならそれでもよかった。ところが日本が「失われた20年」を無駄に過ごしている間、ロシアはBRICSの一角を占めるようになった。今や経済的な勢いはロシアにある。中国やインドが台頭してくる中で、戦略的な観点に立ち、日ロは早急に協力分野を模索すべきだし、協力関係を構築できる可能性も充分にある。
日本は、ロシアに食い逃げされないようにブレーキとアクセルを踏みながらですが、日ロ関係を進展させるべきです。

・・・同じ「中央公論」連載記事(新・帝国主義の時代)の中で、佐藤優は、ロシア側が前原氏をゲームのできる相手と認めていることを紹介し、それは前原氏の外交の発想が、力の均衡を前提としているからだと指摘。前原氏は、今後の日露関係にとってキーパーソンになる、と述べている。

前原元外相の、安全保障も含めた外交戦略がいつか前面に出る機会が訪れて、これまでとは違う日本の外交が展開されることを期待したい。

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