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2011年8月28日 (日)

秋元康が生んだシャインズ

先日、元シャインズの杉村太郎氏が亡くなったが、シャインズの相棒、伊藤洋介氏の本『バブルでしたねぇ。』(幻冬舎文庫)が今年の春に出ていたことに気が付いて、読んでみた。本の前半は、ボディコン、ディスコ、トレンディドラマ、リゲインなど、「あの頃」に関するコラムだが、やはりメインは後半の伊藤氏自身の就職活動、山一証券、そしてシャインズの話だろう。杉村、伊藤の両氏は色々ツテをたどって、1988年12月、あの秋元康氏と運命的な出会いを果たすことになった。以下に引用。

テレビでしか見たことのなかった時代の仕掛人秋元氏が、僕達の目の前でタバコを吹かしながら、貧乏ゆすりをしていた。(中略)
「それで、君達はもしデビューできても会社はやめないわけ?」
杉村が即座に答えた。
「もちろんです。僕達は生の若いサラリーマンの気持ち、考えを世の中に伝えたいんです。会社をやめては意味がありません。それに会社員じゃなくなったら『シャインズ』じゃなくなります」
「伊藤君もそうなの」
「当然です。本当のサラリーマンの実態はサラリーマンじゃなきゃわかりません。僕達がサラリーマンをやっているからこそ、共感してくれる人が出てくると思うんです。会社で働きながら歌を歌う、そこに僕達の存在意義があると確信しています」
秋元氏の貧乏ゆすりが止まった。
「それだったら、君達の力になれるかもしれないなあ」

・・・杉村・伊藤両氏の強い思いが、秋元氏に「コンセプト」として受け入れられ、「シャインズ」が誕生した瞬間だった。

このほか、最初は伊藤氏の芸能活動を承認していた会社が、バブル崩壊と共に手のひらを返したため、応援してくれていた社内の人々と別れることになる話も、ちょっと目がうるうるする。

シャインズ、なかなか面白かったよ、伊藤さん。(でも、東京プリンって結局何なの?苦笑)

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