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2011年8月13日 (土)

コマツの強い経営

強い会社を作り上げた経営者の揺るぎない声を聴いたように思う。昨日12日付日経新聞1面、坂根正弘・コマツ会長のインタビュー記事からメモ。

「コマツは建設機械を国内外で半分ずつ生産している。昨年度の営業利益は2200億円だったが、うち1300億円は海外生産・販売で稼いだ。輸出のもうけは800億円。国内で造り国内で売って得た利益は100億円にすぎない。なぜ日本でもうからないのか。縮む国内市場にプレーヤーがいっぱいいて消耗戦をやっている」

「1980年代後半以降、当社は米2位メーカーと提携し、ドイツやイタリアなどでは同業を買収した。業界再編を自ら主導したために日本を除けば過当競争がなくなり、それぞれの市場で稼げるようになった」

「技術を磨き輸出競争力を高めるのは当然。加えて円高で苦しくても値下げ競争に加わらず、率先して値上げしてきた。当社は中国を含むアジアの建機トップ。業界で強い立場だからこそ過当競争と無縁でいられる。そうでなければ日本で生産していられない」

「(日本企業が生かすべき強みは)あらゆる部品・素材を国内で調達できる産業集積だ。こんな国は世界にない。協力企業とは一心同体。(開発や資金調達などの)コストの一部を負担するなど、協力企業の賃上げを間接支援する工夫が要る」

「思い切って海外に出た(協力)企業は当社以外との取引が拡大している。国内工場で注文が増え、日本に残った企業と比べて競争力を高めた事例がある。一見すれば空洞化のようでも、アジアの成長を取り込めれば果実は必ず日本に帰ってくる」

「今ほど製造業に攻めが求められている時はなく、攻めるなら海外だ。これだけの円高なのだから、借金をしてでも海外の会社を買うぐらいの戦略に打って出るべきだ」

・・・円高に負けない、円高を生かす経営。ニッポン企業よ、海外へ打って出よ!

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