「シャインズ」という「時代の気分」
杉村太郎?あの「シャインズ」の?死んだって?まだ若いんじゃないの?47歳!がんで・・・自分より若い人の死のニュースは、驚きはもちろん、自分もいつ死んでもおかしくないんだな、という気持ちにさせられる。
シャインズのCD「上司は選べない」、まだ持ってたかな・・・ありましたよ。すんごい久しぶり、たぶん20年ぶりに聴いてみました、「私の彼はサラリーマン」。歌詞はこんなの。
私の彼は商社の男 プライド高いが腰は低い
アタッシュケースで決めて 中身はムースとブラシだけ
中古のBM乗っているけど 習志野ナンバー
商社 商社 商社の男 ゴマをするのが悪い癖です
私の彼は銀行の男 外見はかたいが中身もかたい
頭はみんな七、三、ネクタイ結び目でかい
財形、家計簿、日記に献血、絶対欠かさない
銀行 銀行 銀行の男 個性が無いのが悩みの種です
私の彼は業界の男 見た目は若いが 髪の毛うすい
タレントつれてりゃ顔パス 会話はみんなさかさま
睡眠時間の少ないことをやたらと自慢する
業界 業界 業界の男 よくよく聞いたらアルバイトだった
・・・ほかにアパレルの男、ディスコの黒服、金持ちボンボンがあるけど省略。
何でこんなCDずっと持ってたんだか・・・別に大ヒットしたわけでもないし、優れた作品だというわけでもない(苦笑)。でもね、シャインズという「歌って踊れるサラリーマン」はまさしく、後に「バブル」と呼ばれる時代の気分と分かち難く結びついていた、ってことは言える。そういう意味で、密かに捨てがたいものを感じているんだな。だから聴くこともないのに、とっておいた、ってことなんだろう。
でも、こんなきっかけで聴き直すとは、思いもよらなかったよ。ちょっと哀しいな。
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