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2011年8月25日 (木)

米国経済は「日本化」した。

米国では、経済の「日本化」(ジャパナイゼーション)が危惧されている。本日付日経新聞の国際面記事(米で「日本化」懸念 拡大)からメモ。 

「恐らく米は日本と同じ」。ウォール・ストリート・ジャーナル紙は最近、98年秋のトリプルA喪失後の日本の「失われた10年」を引き合いに米経済の先行きの暗さを分析した。フォーブスなど米有力誌も相次ぎ「日本化」特集を組み、懸念の広がりを浮き立たせている。

債務上限問題を巡る深刻な党派対立でオバマ政権の支持率は急落。危機時に求められる政治指導力の欠如は日米共通の課題だ。国内総生産(GDP)比でみた米の借金は12年に100%を突破する見込みで、財政の制約も強まる一方だ。

バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長は6月下旬の会見で、「(家計の)バランスシートの弱さは思った以上だ」と発言。
さらにFRBが2013年半ばまでの実質ゼロ金利政策継続を打ち出したことで、米当局者らは長期量的緩和に突き進んだ日本の「いつか来た道」を意識せざるを得なくなっている。

・・・国債格下げ、実質ゼロ金利政策の長期化、政府債務の膨張と、1990年代バブル崩壊後の日本と同じ道を歩む米国。もちろん違う点もある。再びメモする。

一方で、日本との相違点も多い。移民などをテコに米国の総人口は約年1%という先進国では驚異的なペースで伸びている。この10年で東京都2つ分もの人口が増えた計算だ。急速な人口減と高齢化に見舞われる日本に比べ、米の成長潜在力は格段に大きい。

・・・このほか、円高デフレの日本に対して、米国の物価上昇率はプラスという違いも示されている。

まあ、人口が増えていくというのは、やっぱり大きいな。現状では米国経済はかなりの程度「日本化」していると思っていいけど、それがだらだら続くとも考えにくい。何しろ経済低迷の「本家」日本は「失われた10年」が20年になり、最近もJapainやらNewly declining countryとか呼ばれて、このまま「沈没」するんじゃないかと、暗~く考えてしまう。人口減少、高齢化に伴い、変革のエネルギーも失われつつあるような気がする。

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