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2011年8月20日 (土)

先進国、「日本化」のドツボに

欧米経済、特にアメリカは国債格下げとゼロ金利の長期化という事態を迎えて、既にちらほら指摘されていた「日本化」の様相がいよいよ色濃くなってきた。8月17日付日経新聞市況面コラム「大機小機」(日本化する欧米経済)からメモする。

英誌エコノミストの記事によれば、米欧では指導者が財政赤字削減やユーロ危機収拾などで痛みを伴う決断を避け続けており、「日本化」しているという。
昨年10月にも米ニューヨーク・タイムズ紙が、欧米で「消費者が消費することを拒否し、企業が投資を手控え、銀行が現金を留保すると、需要が崩壊し、日本と同じデフレのわなに陥る」と警告した。ただし当時こうした見方は少数派であった。

しかし今回の米国債の格下げとそれに続く市場の動揺、そして米連邦準備理事会(FRB)がゼロ金利を少なくとも2年間続けると表明したことによって、米国も日本と同様に流動性のわなに陥っているとの見方が広がっている。

大々的な財政出動にもかかわらず、景気は浮揚せず、巨額の政府債務が残った。金融政策にも限界がある。
そもそも金融政策に成長促進や、財政出動に代わる効果を期待することが間違いであるとの認識も広がっている。

・・・「日本化」とはよく言ったもので、どうやらバブル→バブル崩壊→財政出動と金融緩和→政府債務の膨張と緩慢な景気回復→財政出動の打ち止めと金融緩和の長期化、という具合に、まさにかつての日本と同じ筋道でアメリカ経済は低迷が長引きそうな気配。いわゆる「バランスシート不況」で、民間の抱える債務の削減がある程度進むまでは、景気の力強い拡大は期待できそうもない。要するに時間が経たないとダメ、今しばらくは辛抱するしかないって感じ。

じゃあそもそもバブルを作らなきゃ良かったのに、と思わないでもないが、先進国は成長を高めようとしたら、今ではもうバブルなしには不可能になってる訳だ、多分。どっちにしても先進国はドツボに入ってる。(ため息)

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