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2011年8月18日 (木)

カレーライスはcurry and rice?

NHK教育テレビの「トラッドジャパン」という番組がある(毎週木曜日夜11時~11時20分)。日本文化を英語で語るという内容で、今夜のテーマは「カレーライス」。英語で言うとcurry and rice?・・・それがどうもそうでもないらしい。番組テキストからメモ。

カレーライスを英語で説明する時、一般にcurry and riceと訳されることが多いようですが、英語で考えると意味があまり明確ではありません。18世紀のイギリスに、当時イギリスの植民地であったインドから様々な香辛料を用いた料理が伝わりました。英語では、それらのインド料理を総称してcurryと呼ぶようになりました。つまり、英語のcurryは実に多種多様なのです。その上、riceもジャポニカ米やインディカ米など種類が複数あります。こういったことから、curryとriceを組み合わせたcurry and riceという名称が何を指すかは曖昧で、日本のカレーライスという特定の料理を想像するのは難しいのです。  

日本の主食は米、riceです。curryは外国では、パンや米の付けあわせと一緒に食されますが、日本では、curryが伝来した当時から、米と一緒に食べるのが常識でした。つまり、カレー料理を考えた場合、カレーのソースは、ご飯に添えるいわば副食・おかずの役割を果たしており、主食にあたるライスという言葉を付けないと、正しいイメージがわかなかったのでしょう。英語で言うcurryでは、ソースそのものが主食であるため、たとえライスやパンが添えられていても単にcurryとしか呼ばないわけです。 

一方で、curryの種類を意味する場合には、インド風を指してIndian curry、タイ風を指してThai curryなどと呼ばれます。それらの呼称から考えて、日本風であるカレーライスはJapanese curryと呼ぶのがふさわしいと思われるわけです。

・・・「カレーとライス」じゃなくって、両者が合体した「カレーライス」は、米を主食とする日本人の一大発明とも言えるカレー料理なのですね。

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