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2011年6月14日 (火)

「オスマントルコ」が甦る

本日付日経新聞記事「岐路のトルコ」(「EUより中東」鮮明に)からメモ。

好調な経済を背景に、12日のトルコ総選挙で与党・公正発展党(AKP)が大勝した。政権基盤を固めたエルドアン政権は、欧州連合(EU)から中東に軸足を移す独自外交を加速させる見込みで、その範囲は「オスマン帝国」の版図に重なる。 

イスラム色が強いAKPは2002年の選挙で単独政権を樹立、03年にエルドアン首相が就任した。それまでの欧米一辺倒だった外交方針を刷新、中東のアラブ諸国との関係を再構築した。 

一方で05年に始まったEU加盟交渉はフランスなどの反対で一向に進まず、国民の間に失望感が広がっている。EU加盟交渉をテコに軍や国内の改革を推し進めてきたエルドアン政権は「EU加盟」の旗は降ろさないが、国民感情の変化が「欧州離れ、中東接近」を後押しする。 

欧米メディアはトルコの外交政策が旧オスマン帝国の領土に影響力を強めていることから「ネオ・オスマン主義」と警戒。外交政策を主導するダウトオール外相は「目指すのは周辺地域と問題ゼロの関係だ」と強調。 

トルコ外交の独自性は一段と強まり、地域大国として注目を集めそうだ。

・・・中東の民主化運動の高まりを背景に、トルコの存在感は増している、という。かつてのトルコ中心の大帝国オスマンはヨーロッパ世界の脅威だったが、今度はイスラーム世界の民主国家として、新しいトルコ外交が中東地域で広範囲に展開されていく気配だ。

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